宮城のカキ、全国に届かず 津波被害で収穫9割減 松島を訪れる観光客に人気の焼きガキ=11月5日、宮城県松島町 宮城県が全国2位の生産量を誇った養殖カキ。東日本大震災の津波で養殖施設ごと流され、収穫量は例年の9割減となる見通しだ。11月から奇跡的に残ったカキを出荷しているが、安定供給できないため、大手小売りが購入を敬遠。宮城産は全国でほとんど出回っていない。 宮城県によると、被害を受けた養殖施設は県全体の99%の約1万4千カ所。いかだ用のロープや浮き球などの資材購入に時間がかかり、整備は思うように進んでいない。 全国に店舗を展開するスーパーなど大口顧客は「売り場に欠品が出るのを避けたい」「各店舗に一定の量を並べたい」として、宮城産の購入を控えている。
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