道新幹線「新函館」か「北斗函館」か 新駅名称、膠着続く 道の仲裁求める声も (05/07 06:10) 2016年3月開業予定の北海道新幹線で、北斗市内に開設する新駅の名称問題が膠着(こうちゃく)状態に陥っている。昨年6月には北斗市議会が「北斗函館」、また今年3月には函館市議会が「新函館」を駅名とするよう求める決議案をそれぞれ可決した。開業まで3年を切る中、決着に時間がかかれば、道内外へのPR活動にも悪影響を及ぼしかねず、関係者からは道の仲裁を求める声も上がり始めている。 市費で駅周辺の開発を進めてきた北斗市は、駅名から「北斗」を外す選択はあり得ないとの立場。一方の函館市は、北海道新幹線の駅とルートが公表された1998年以来、仮称の「新函館」が全国的に浸透していると主張する。JR北海道は開業1年前までに駅名を決めるとしているが、具体的なスケジュールは未定だ。<北海道新聞5月6日朝刊掲載>