東日本大震災で発生した宮城県内のがれきや土砂の処理単価(暫定値)は1トン当たり約3万7000円で、1995年の阪神大震災(約2万2000円)と2004年の新潟県中越地震(約3万3000円)を上回ったことが、宮城県の調べで分かった。県は、処理量の6割を占めるがれきに津波の塩分や汚泥が付着し、処分に手間がかかったことなどが単価を引き上げたとみている。がれきの割合や処理の方法が異なるため、市町ごとの価格差は大きくなった。 がれきと土砂を合わせた震災廃棄物の処理単価公表は宮城、岩手、福島の東日本大震災被災3県で初めて。 県によると、がれき処理は焼却や薬剤による固形化、埋め立てといった複雑な作業があり、コストが掛かる。土砂はがれきより作業が簡易で、復興事業などに利用されている。 県内では、七ケ宿町を除く34市町村でがれきや土砂が計約1950万トン発生した。内訳はがれき約1223万トン、土砂約7
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