大阪市の橋下徹市長は28日、市議会で昨年11月に否決された市営地下鉄・バスを民営化するための議案を、2月議会に再提案する意向を表明した。 地下鉄・バスの民営化は橋下市長の目玉公約の一つ。地下鉄は市が全額出資する株式会社に移行し、将来的には上場を目指す計画だった。しかし、野党が「民営化後の経営案に問題が多い」などと反発、市議会で否決された。野党は反対姿勢を崩しておらず、最終的な結論は4月の統一地方選や5月に予定される大阪都構想の住民投票の後に持ち越される可能性が高い。 橋下市長は市役所で記者団を前に「住民投票に向けて市議会がどうしようもないことを住民に伝えるためにも、譲歩はせず同じ議案を出す。否決するならすればいい」と述べた。