大震災5年 記憶の伝承/「記録」しっかり読み継ごう <夜通し翌日までがれきをかき分け、18人ぐらい引き揚げて助けたが、30人ぐらいは助けられなかった。屋根に逃げられたのに滑り落ちて手首を切り、止血もできず低体温で亡くなった女性もいた> <地震が来たら津波に注意という碑はあった。でも、みんな無視した。ここに津波は来ないと信じていた。酒を飲みながら津波は来ないとよく話していた友人は、夫婦で命を落とした>(趣旨要約) 例えば「名取市民震災の記録」(尚絅学院大編)は、約750人が犠牲になった同市閖上の惨禍を被災者の語り言葉で生々しく記録する。 数々の証言から浮かび上がるのは、住民たちが直面したあの日の危機の詳細だ。 それぞれが油断と悔恨を吐露し、「体験を長く伝え残さないと」と異口同音に教訓伝承の重みを訴えている。記録に託された被災者一人一人の思いに触れると、あの日は遠い過去ではなくなる。
天皇陛下は、皇后さまとともに東日本大震災の犠牲者の追悼式に出席し、これからも国民が心を一つにして被災者に寄り添っていくことが大切だという思いを述べられました。 おことばの全文です。 5年前の今日、東日本を襲った巨大地震とそれに伴う津波により、2万人を超す死者、行方不明者が生じました。仙台平野を黒い壁のような波が非常な速さで押し寄せてくるテレビの映像は、決して忘れることができないものでした。このような津波に対して、どのような避難の道が確保できるのか暗澹たる気持ちになったことが思い起こされます。また、何人もの漁業者が、船を守るために沖に向け出航していく雄々しい姿も深く心に残っています。 このような中で、自衛隊、警察、消防、海上保安庁を始めとする国や地方自治体関係者、さらには、一般市民が、厳しい状況の中で自らの危険や労をいとわず救助や捜索活動に携わったことに深い感謝の念を抱いています。 地震、津
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