務台俊介内閣府政務官兼復興政務官が台風10号に伴う豪雨被害の視察で1日に岩泉町を訪れた際、長靴を着用せず、冠水場所を同行者に背負われて渡っていたことが複数の関係者の話で分かった。同町を10日、視察した今村雅弘復興相は事実を認め謝罪したが、町民からは「災害復興に当たる人の行動とは思えない」「自覚が足りない」などと批判の声が上がった。 住民や複数の関係者によると、務台氏は1日、政府調査団の団長として10人以上の同行者と共に、9人が死亡した同町乙茂(おとも)の高齢者グループホームを視察。施設に向かう途中「道の駅いわいずみ」西側の国道455号で、小川があふれ冠水している場所を同行者に背負われ渡った。長靴ではなく丈の短い靴を履いており、国の同行者から促されたらしい。 視察では、避難指示を出さなかった町や施設に対し「それぞれに責任があると思う。災害時は空振りは許されるが見逃しは許されないという対応でや
台風10号の豪雨被害に遭った岩手県岩泉町を訪れ、乙茂地区の被災状況を確認する務台俊介内閣政務官=1日 務台俊介内閣政務官が台風10号の豪雨被害に遭った岩手県岩泉町を1日に訪れた際、長靴を履かず、職員に背負われて水たまりを渡っていたことが10日、分かった。視察で現地を訪れた今村雅弘復興相が同日、事実関係を認め、報道陣に「担当としておわび申し上げる。申し訳ありません」と述べた。務台氏は復興政務官も兼務している。 今村氏は「話を聞いて、何をやっているんだと指摘した。本人は大変恐縮して『何せ、ばたばたやっていたので、ついそこまで気が至らなかった』と言っていた」と語った。 務台氏は政府調査団の団長として1日、乙茂地区の被災状況を確認した。
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