24日午後10時15分ごろ、鹿児島県霧島市のJR日豊線霧島神宮-国分で、都城発鹿児島中央駅行き普通列車(2両編成)の運転士が線路内に女性がいるのに気付き停止した。女性と乗客5人にけがはなかった。 霧島署とJR九州によると、霧島市の認知症の夫(81)を衛星利用測位システム(GPS)を使って妻(78)が捜している途中、誤って線路に進入した。運転士は列車を止めた後、妻を線路の外に誘導。JR九州が署に通報した。 その後、妻と署員が夫を捜し、25日午前0時25分ごろ、現場の線路から数キロ離れた山中で無事発見した。 1本前の鹿児島中央発都城行き普通列車の運転士が人影に気付き、速度を落として運転するよう伝えていた。 上下線の普通列車3本が最大74分、鹿児島線の上り普通列車1本が32分遅れ、計約250人に影響が出た。