太平洋戦争が始まった1941年、北海道大学の学生、宮澤弘幸さんが知人の外国人夫妻に日本の軍事機密を漏らしたとして逮捕、投獄された「宮澤・レーン事件」。 市民グループなどが「えん罪だ」として今も名誉回復を求めています。 当時、日本に住み宮澤さんと交流があったイタリア人作家のダーチャ・マライーニさん(87)がこのほど来日し、ゆかりの地を巡りました。 (札幌局記者 黒瀬総一郎) 戦時期に起きた“事件” 日米が開戦した当日の1941年12月8日。 北海道大学の学生だった宮澤弘幸さんと英語教師をしていたアメリカ人のハロルド・レーン夫妻が今でいう“スパイ罪”で検挙されました。 いわゆる「宮澤・レーン事件」です。 宮澤さんにかけられた容疑は、旅先の根室で見聞きした海軍飛行場の情報をレーン夫妻に漏らしたというものでした。 当時、飛行場の存在はすでに広く知られていて、宮澤さんは潔白を主張したものの懲役15年
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