1月31日の晩、FC東京広報の若林氏から連絡が入った。社長交替の会見を明日午後3時から行うと言う。翌日、小平グランドに向かう途中に公式サイトを見ると、新任は村林専務取締役である旨が発表されていた。前社長の椿原氏は取締役となる。小平に着いたとき、村林新社長は、まさに深川から小平へと、事務所の引っ越しを終えたところだった。 村林裕氏は言うまでもなく東京ガスサッカー部からFC東京への移行に際しフロントとして剛腕をふるい、以後も背広組の顔としてFC東京ファンに認知されてきた人物である。いつ社長になってもおかしくはなかったが、クラブ創立10年という節目でその座についたのは宿命なのだろうか。 共同記者会見はカメラを回した第一次、OFFマイクにした第二次と二段階でおこなわれ、さらに話を聞きたい記者に対して囲み取材がおこなわれた。我々メディアはトータルで二時間弱、村林社長と時間を共有することができた。