羽毛恐竜「シャオティンギア(Xiaotingia zhengi)」の想像図(2011年7月26日提供)。(c)AFP/NATURE 【8月1日 AFP】1億5000万年ほど前に生息していた鳥類の祖型とされる「始祖鳥(Archaeopteryx)」の脳を他の恐竜と比較したところ、始祖鳥は「それほど特別な存在ではなかった」可能性があることが分かったとする研究結果が、31日の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。 アメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)のエイミー・バラノフ(Amy Balanoff)氏の研究チームが初期の鳥類や恐竜の頭蓋骨を3次元スキャンして比較したところ、始祖鳥と同時期に生息した恐竜のうち少なくとも数種は、飛行するための神経回路を持っていたことが分かったという。 バラノフ氏は、「始祖鳥は羽毛恐竜から現生鳥類に進化す