電気自動車などに使われる電池技術に関する特許の出願件数は、日本が、おととし、世界全体の3分の1を占めるなど、世界をリードしているとする報告書を欧州特許庁とIEA=国際エネルギー機関がまとめました。報告書は、一方で、技術開発が日本国内の電気自動車市場の規模の拡大につながっていないと指摘しています。 この報告書は、電気自動車などに使われる電池技術に関連する特許の世界的な出願状況について、欧州特許庁とIEA=国際エネルギー機関が初めてまとめたものです。 それによりますと、おととし、2018年に出願された特許は、世界全体でおよそ7000件で、日本は2300件余りとおよそ3分の1を占めました。 また、おととしまでの19年間で、こうした特許の出願件数が最も多かった企業10社のうち、7社が日本の企業でした。 一方、報告書は、中国市場での電気自動車の販売台数が去年、110万台と、世界全体の半分を占めたのに