じめじめした日が続く梅雨の時期。この湿気が役に立つのを皆さんご存じですか? 空気中の水分から水を作る空気製水器というものが、いま世界中で注目されているんです。電気と空気さえあれば水道管などのインフラなしで水を供給できることから、SDGs6番目のゴール「安全な水とトイレを世界中に」に向けた、新たなアプローチとして広がりを見せています。様々な分野で期待されている空気製水器、その活用の場を米澤かおりキャスターが取材しました。 まず訪ねたのは、東京・豊島区にある、災害時の一時避難場所にも指定されている防災公園。その管理事務所に去年11月から空気製水器が設置されました。こちらの空気製水器は空気を冷やし結露を発生させて、空気中の水分を抽出。フィルターを使ってチリなどの不純物を除去することにより“安全な飲み水”になります。一度に出来る水の量は少ないものの、1日約16リットルの水を作ることができます。 米