最近、「iBeacon」というキーワードを見かける機会が増えたという読者の方は少なくないはずだ。関連製品やサービスが続々と登場しており、今おそらくIT業界で最もホットな技術のひとつといえるだろう。 キーワードとしての初出はAppleがiOS 7を正式発表した2013年6月のWWDCで、当初は対応サービスやアプリも少なく、非常に地味なデビューだった。 ところがiOS 7がリリースされた秋以降徐々にブレイクし、現在ではiBeaconの文字をニュースで見かけない日はないくらいだ。「NFCを置き換える次世代の通信技術」というような表現もあるiBeaconだが、その実際と仕組みを簡単に追っていく。 「iBeacon」の正体を知る まずは写真1を見てほしい。これは米ネバダ州ラスベガスのForum Shopsというショッピングモール内にあるApple Store店舗近くで、Androidアプリ「iBea
![アップルが普及を狙う「iBeacon」とは何か? その基本を押さえる (1/4)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/857ffd7c4f23cc18b79936bf0d1ce1ee4c15b6dc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2014%2F05%2F30%2F1589855%2Fl%2Fa010d419dee5f488.jpg%3F20200122)