菅直人首相と小沢一郎前幹事長の一騎打ちとなった14日の民主党代表選は、日本の首相を事実上決める選挙となることから各国のメディアも強い関心を持って取り上げている。しかし、歴史的な政権交代からわずか1年後の政争劇には各紙とも「政治が不安定な国」と冷ややかで、党内分裂の恐れなど代表選の後遺症まで予測している。 ◇ ▼第一財経日報(中国)“竜虎の対決”は猿芝居 8月末に北京で開かれた日中ハイレベル経済対話について、北京の外交筋が嘆いていた。 同対話は今回で3回目となるが、日本側の出席者の顔ぶれは毎回違っている。首相の交代に伴って閣僚も一新されるため、“新人”の勉強の場になってしまっているというのだ。 「誰が日本の新首相になるのか?」。民主党代表選に小沢一郎前幹事長が出馬したことを受けて、考察記事を掲載した1日付の第一財経日報の論調も冷ややかだった。 同紙は、民主