日本ヒューレット・パッカードは11月16日、ルノー F1チームによるHP製ワークステーションの導入事例を紹介する記者説明会を開催。同チームのITマネージャーを務めるMichael Taylor氏が、システム環境や利用状況を明かした。 300台以上のモバイルワークステーションが活躍 ルノー F1チーム ITマネージャーのMichael Taylor氏 ルノー F1チームは、英国のテクノロジーセンターに400名、仏国のエンジンファクトリーに150名のエンジニアを抱える巨大な組織になるという。英国では150台、仏国では500台以上のサーバが動作し、ワークステーションも300台以上利用している。 仏国のエンジンファクトリーでは、シミュレーションテストというものが実施される。これは、F1マシンの性能測定などをソフトウェアの上で仮想的に行うテストで、開発工程で実施されるテストの約半分近くを占めるという