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ブックマーク / digitalnagasaki.hatenablog.com (13)

  • 人文学研究者必読の第六期科学技術・イノベーション基本計画のポイントを確認してみる - digitalnagasakiのブログ

    科学技術法は、しばらく前までは「科学技術(人文科学のみに係るものを除く。以下同じ。)」という 文言で人文学を除外していましたが、令和3年4月、「科学技術・イノベーション基法」に変更されて 施行され、これにともない、人文・社会科学が含まれることになりました。今後は、人文学に関しても政策的な 研究事業のある部分はこれに沿って進められることになるようです。いわば、科学研究一般の一部として 学術政策により強く組み込まれることになるのだろうと思っております。 では、人文学はどういう風に組み込まれたのでしょうか? ここでは、筆者がネットで調べられる範囲で、この基計画にどのように人文学が組み込まれているのかを 関連資料とともにみてみましょう。 内閣府の 第6期科学技術・イノベーション基計画 の頁にこれまでの経緯や、今回の法改正を受けた基計画の文書(PDF)などが掲載されています。 全84頁の

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    archivist_kyoto
    archivist_kyoto 2021/09/02
    こっちも打ち出して読むべきですね
  • デジタルアーカイブやデジタル文化資源をテーマに含むオンライン授業のための資料をご提供 - digitalnagasakiのブログ

    背景事情のご説明 (この点に興味がない人は、下の方の「今回ご提供するもの」まで飛んでいただいてもかまいません) オンライン授業をしなければということで、大学では教員も学生もみなさま大変な状況になっておられると思います。 なかでも問題の一つは、図書館を使えないことで、ネットで読めない資料を閲覧する手段がほとんどありません。 ちょうど、Maruzen eBook Libraryより、 「人社系主要6出版社の協力によりMaruzen eBook Libraryで購入されたタイトルについて同時アクセス数を大幅拡大いたします!」 https://kw.maruzen.co.jp/ln/ebl/ebl_doc/mel_notice_jinsha6access_expantion.pdf というニュースが入ってきたところで、該当するについては同時アクセス数が50になるのだそうで、 ここで提供されている

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    archivist_kyoto
    archivist_kyoto 2020/04/14
    そうですよね。研究者側としてこの状況でできることの一つ。昨年刊行ですのに、ご英断と存じます。というか僕もこの本を居室に置いたままなので大変助かります…
  • デジタルアーカイブでの画像の取り扱いにお悩みの方へ:Goobiその1 - digitalnagasakiのブログ

    2日間、京都大学で開催されたデジタルアーカイブ学会が終了し、みなさまそれぞれに課題を持ち帰られたことと思います。かくいう私も、色々な方の発表をおうかがいし、様々な示唆をいただいたところでした。具体的な実践の発表から得られる情報と教訓も、いつもながら貴重なものがありました。 ところで、初日の懇親会の後、一部有志で集まり、Goobiというソフトウェアの使い方の検討会を行いました。参加メンバーは、敬称を略させていただきますが、大西亘(神奈川県立生命の星・地球博物館)、岡田一祐(国文学研究資料館)、亀田尭宙(京都大学)、中西智範(早稲田大学)、中村覚(東京大学)、宮隆史(東京大学)+永崎という感じで、この便利なソフトを日でデジタルアーカイブ関連の仕事をしている方々がみんなで使って仕事を効率化できるようにするには(=みんなで幸せになるためには)どうしたらいいのか、和気藹々と喫茶店で皆で深夜までノ

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    archivist_kyoto
    archivist_kyoto 2019/03/20
    あの懇親会のあとだもん、えらいなあ。そして最後に挑戦状が書いてあるエントリ
  • 国立公文書館で紹介された「最新のIT技術を活用したデジタルアーカイブ・システムの調査検討報告書」について気がついたこと - digitalnagasakiのブログ

    ところで、先日、国立公文書館から、 最新のIT技術を活用したデジタルアーカイブ・システムの調査検討報告書(平成29年1月)(PDF) というものが公開されたようで、「調査・報告書等」のページから閲覧できるようになっています。前の記事にてご紹介したブログを公開しているインフォコム株式会社さんの名前が最初のページに書いてあるので、インフォコムさんが作成されたのでしょうか?この調査報告の発注した文書などを確認すればわかるのだと思いますが、それは、どなたか、識者の方にご教示いただけますとたいへんありがたく存じます。 内容的には頑張って色々まとめておられて、「最新のIT技術(情報技術技術?)を活用した」というにはそんなに最新な感じはしませんが、現状を把握するにはよい文書なのではないかと思います。細部には色々気になる点もありますが、そういうところには突っ込みを入れつつ、これを使って読書会などをしてみる

    国立公文書館で紹介された「最新のIT技術を活用したデジタルアーカイブ・システムの調査検討報告書」について気がついたこと - digitalnagasakiのブログ
  • IIIFのための画像サーバ導入記(JPEGのままで/Tomcat編) - digitalnagasakiのブログ

    IIIF Image API対応画像サーバ Digilib のインストールについてのご紹介 以前に、IIIFのための画像サーバを導入するための方法として、IIP Image serverをご紹介(簡易版)しました。多分これが最速なのではないかと思うのでとりあえずご紹介したのですが、一方で、ソースコードからのコンパイルが必要になる上に、jpeg2000かTiled Tiffが必要なので画像の準備が大変、ということがありました。そこで、普通のjpeg画像でも使える上にコンパイルする必要もない、Loris というPythonで書かれたサーバソフトがある、という言及だけはいたしました。とはいえ、Pythonはあんまり速くない上に、インストールに際しての依存関係の解決が結構大変で、どうやったか思い出せないほどだったので(Pythonを普段使いしている人には簡単なことかもしれないのですが)、導入記をご

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  • 「デジタルアーカイブ」を考える―「日本」がそのアイデンティティを取り戻すために - digitalnagasakiのブログ

    「デジタルアーカイブ」に関わる技術について、このブログでは主に扱ってきている。基的に目指しているのは、そういう情報をきちんと共有して、「車輪の再発明」を避けつつ、無駄な投資も避けて、「デジタルアーカイブ」が適切な歩みを進めていくことに少しでも役立てばと思って、ブログだけでなく、呼ばれれば世界中どこでも参上して情報提供してきている。できれば交通費は出していただけるとありがたいが、大きな波及効果が見込まれる重要な会合なのにどうしても交通費を出せなければこちらの負担でおうかがいすることもやぶさかではない。 しかしながら、なぜ、自分がそういうことをしているのか、それによって何を目指しているのか、ということについてはあまり書いたことがなかったので、2ちゃんねる用語で言うところのチラ裏になってしまう上に、やや断片的になってしまうが、特に、最近重点的に考えていることを少しだけ書いておきたい。 明治維新

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  • 仏教図像DBで学ぶ「デジタルアーカイブ」の国際規格IIIF - digitalnagasakiのブログ

    前回の記事に書いたように、すでにフランス国立図書館のgallicaやDPLAをはじめ、様々な大手「デジタルアーカイブ」公開機関で採用され、国際的に採用が大きく広がりつつある、国際的な画像共有のための枠組みIIIF(International Image Interoperability Framework、トリプルアイエフ、と呼ばれています)ですが、今回の記事は、これに準拠して公開された仏教図像DB、SAT大正蔵図像DBを手がかりに、現時点でIIIFができる事柄を実践的に学ぶことを目指してみましょう。 SAT大正藏図像DBは、SAT大蔵経テキストデータベース研究会(代表・下田正弘東京大学教授)により、2016年5月に試験公開されましたが、その後、2016年6月3日に正式公開に至りました。ありがたいことに、正式公開とほぼ同時に、IIIFの公式サイトにも紹介していただきました(紹介記事、紹介サ

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  • 今まさに広まりつつあるデジタルアーカイブの国際規格IIIFの導入の仕方 - digitalnagasakiのブログ

    前回の記事では、IIIFについて、主にユーザ側の視点から、良くなりそうなことを簡単にご説明しました。今回は、IIIFの導入の仕方についてちょっとご紹介したいと思います。 一昨日開催された人文科学とコンピュータ研究会で、10分だけ、IIIFをご紹介する機会をいただいたので、研究者としてこれと付き合うとしたらどういうポイントがあり得るか、という視点からちょっとご紹介をしました。その中で使ったスライドの図を、まずは以下に掲載します。 要するに、 1.対応画像サーバソフトをインストール・設定する 2.メタデータ等をPresentation APIに従ってJSON-LDに変換する という2点ができればOKです。では一つずつ下記で検討していきましょう。 1.対応画像サーバソフトをインストール・設定する まずは、画像にアクセスできるサーバマシン上に、対応画像サーバソフトをインストールして設定します。ただ

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  • 「デジタルアーカイブ」における画像共有のための国際規格IIIFについてのご紹介(続) - digitalnagasakiのブログ

    IIIF International Image Interoperability Framework 国際的な画像相互運用の枠組み 断片的な紹介ばかりで恐縮だが、IIIFのメリットが見えにくい、先の見通しが見えにくい、という話をいただくことが多いので、もう少しわかりやすくなるようにまとめ直してみたい。 IIIFは、その名の通り、Web上での画像のやりとりの仕方を効率化するための手法であり、それ以上でもそれ以下でもない。これがそのままデジタルアーカイブの基幹部分として使えるという風に考えてはいけない。基幹的なデジタルアーカイブを前提として、その画像やその他のデータをやりとりしやすくするための仕組みなのである。その観点からみれば、これまでにはなかった部分を埋める規格であると言える。 では、画像のやりとりの仕方がどのように効率化されるのか。大きなポイントは2点だが、その結果、様々な面での効率化

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  • 今、まさに広まりつつある国際的なデジタルアーカイブの規格、IIIFのご紹介 - digitalnagasakiのブログ

    ※IIIFの情報を求めてこちらに来られた方は、「IIIF日語情報私的まとめ」もご覧ください 現在、デジタルアーカイブにおいて画像を公開し共有するための国際的な枠組みが作られ、採用が広まりつつあります。International Image Interoperability Framework、略してIIIF(トリプルアイエフ)というもので、英国図書館、フランス国立図書館、オックスフォード大学ボドリアン図書館、スタンフォード大学、プリンストン大学、イェール大学など、錚々たる機関が始めた規格で、国立国会図書館のカレントアウェアネスポータルでも何度か簡単に紹介されているようです。 これまで、デジタルアーカイブに関する大きな難点の一つであった、「各地のデジタルアーカイブで個別に公開されて、いちいちそれぞれのサイトの使い方を覚えなければならず、使い勝手も善し悪しが大きく異なる」という状況が、III

    今、まさに広まりつつある国際的なデジタルアーカイブの規格、IIIFのご紹介 - digitalnagasakiのブログ
    archivist_kyoto
    archivist_kyoto 2016/04/30
    彼の新しい動向をキャッチして広宣する能力はすごく助かる
  • 北米大学図書館の日本研究司書の人たちの危機感を実感した話 - digitalnagasakiのブログ

    今、いくつか原稿を抱えていて、当ならこれを書いている場合ではないのだが、しかし、この感触を忘れないうちに記しておきたい。 北米大学図書館の日研究司書の人たちの危機感を実感した という話。 特に、ミシガン大学日研究司書の横田カーター啓子さんやハーバード燕京図書館研究司書のマクヴェイ山田久仁子さんからよくおうかがいする話で、他の北米日研究司書の方々からもちょこちょこおうかがいする話として 「中国韓国(多分台湾も)はネットで資料が手に入るけど日は全然ネットで手に入らないからこのままだと利便性で圧倒的に負けていて若い人がそれを理由に離れていってしまいかねない」 という、割と、日の将来にとって危機的な話がある。これは、江上敏哲さんが彼のご著書『棚の中のニッポン 海外の日図書館と日研究』をはじめとしてあちこちでしておられる話でもある。そこら辺の事情を知る人なら誰でも感じる危機感で

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    archivist_kyoto
    archivist_kyoto 2016/01/27
    目に浮かぶような具体性があって非常に良いポスト。日本史やアーカイブズの関係者におすすめ。僕達の分野がもし滅びつつあるとすれば、それは僕達にも責任があるんですよ
  • デジタル・ヒューマニティーズ(デジタル人文学、人文情報学、etc...)がよくわからない人のために - digitalnagasakiのブログ

    デジタル・ヒューマニティーズ(デジタル人文学、人文情報学、etc...)がよくわからない、という質問をよくいただきます。そこで、なるべくわかりやすいようにご説明すべく、ブログ記事をしたためてみました。とりあえずここでは、デジタル・ヒューマニティーズをDHと略しておきます。 すでにあちこちに「DHとは何か?」という文章を書いているのですが、どうも肩肘を張った感じになってしまって、結局肝心なところをうまくお伝えできていないような気がしてしまっておりまして、もうすこしぶっちゃけた感じでお伝えする方法をちょっと模索してみたいと思います。 「DHとはデジタル時代における人文学の在り方を模索する研究領域である」 という風に一言でまとめられます。しかし、この説明ですと、人文学にどっぷり浸かっている人にはそれなりによくわかるのではないかと思うのですが、それ以外の人には全然わからないのではないかと思いますし

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  • #本棚の中のニッポンの会 個人的なまとめ - digitalnagasakiのブログ

    棚の中のニッポンの会の第一回会合を個人的にまとめてみる。 比較的クローズな会という位置づけだったようなのだが、 ツィートをしてもよかったようで、まとめが作られている。そこで、差し支えのない範囲で思ったことを書いてみた。 発端は、Summonというディスカバリーサービスを利用したとある米国の図書館の人が、日語資料がほとんど出てこなかったからなんとかしなければと思った、ということだったそうだ。そのときは枕草子を検索しても韓国で作られたデータベースがヒットしたのだとか。その問題自体はその後、ディスカバリーサービスに詳しい人に聞いて設定を変更したことである程度解決したようだが、全体としてそのようなサポートが著しく弱く、一方で、中国韓国は大変手厚い政府の保護の下、大量のデータがヒットしていたので日もなんとかしなければいけないのではないか、というようなことだったと記憶している。 この話だけで色々

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