信頼性の高い情報を扱う技術は、図書館情報学や情報科学を基盤として体系化され、ライブラリアンや知財担当者など、いわゆるインフォプロ(INFOPRO)に必須のスキルとして教育が行われてきました。 ビッグデータ処理や人工知能などのテクノロジーの急激な発達により、Webサーチエンジンや洗練されたユーザーインタフェースで誰もが大量の情報に簡単にアクセスできるようになりました。インフォプロの表面的なスキルは次々とシステムに代替され、伝統的なインフォプロのキャリアパスにはさまざまな課題が生じています。一方で、インフォプロの本質的スキルである「情報への高い見識」などは、依然として必要とされ、既成のインフォプロの枠から飛び出し活躍する人々も見られるようになっています。 インフォプロというキーワードが2001年の本誌に初めて登場して以来、20年が経過しました。本セミナーでは、インフォプロとしての新たなキャリア