巻末に重要な注意事項を記載していますので、ご参照下さい。 2016 年 10 月 6 日 Japan Equity Research テーマ 非連続イノベーションが自動車産業に迫る 100 年ぶりの大変革【部品編】 深掘りレポート:新技術潮流と部品各社の生き残り戦略を特許情報から探る 非連続イノベーションが自動車部品サプライヤーの逆支配構造を強化 自動車部品サプライヤーの再編が進む可能性が高まっている。 非連続イ ノベーションによる競争ルールの大変化、 自動車部品サプライヤーが自 動車メーカーを逆支配する新たな潮流の加速、 先行開発負担の増大によ る生き残り策、など様々な観点から窺い知れる。 特許情報の比較を、10 月 4 日付「非連続イノベーションが自動車産業 に迫る 100 年ぶりの大変革【総論編】 」で詳細に言及しているが、欧州 ではサプライヤーが完成車メーカーを逆支配している上、
毎週金曜日夕方掲載。楽天証券経済研究所チーフアナリスト 今中能夫の、今週1週間の国内株式市場の情報がつまった週刊レポートです。注目セクターと投資テーマに重点を置いて、相場と銘柄を分かりやすく解説しています。 決算レポート:マイクロソフト(Copilotは順調に普及中。Azureの需要が設備能力を上回っている)、メタ・プラットフォームズ(業績好調。AIを広告に使って成長中)、アドバンテスト(SoCテスタが回復。会社予想大幅上方修正) ●マイクロソフトの2024年6月期4Qは、15.2%増収、15.1%営業増益。業績の伸びが鈍化したが、法人向け事業でこれまでの高い伸びの反動が出たと思われる。ただし、AIアシスタント「Copilot」は普及が進んでいる。クラウドサービス「Azure」も伸びがやや鈍化したが、これは設備不足によるもの。2025年6月期は、1Qは業績鈍化の見込みだが、通期ではCopi
最近興味深く見ているのがパナソニックの戦略です。同社は今後の成長戦略で自動車分野を中核の一つに置き、2018年に同分野で現状の約2倍である2兆円規模の売り上げを目指すとしました(Tech-On!関連記事)。同社社長の津賀一宏氏は、自動車事業を手掛けるオートモーティブシステムズ社(当時)で社長を務めた経験もあります。 巨大メーカーのパナソニックですが、自動車分野への参入障壁は高く、その成否に疑問を呈する声があるのも事実です。ただ、私はパナソニックが自動車分野でのし上がる力は十分にあると見ます。大きな弱点を抱えている一方で、現時点でそれなりに強い領域を多く持つからです。 少し前になりますが、名古屋学院大学商学部の佐伯靖雄氏に、「電子化・電動化で崩れるケイレツ」と題した解説記事を「日経Automotive Technology」誌に寄稿していただきました。クルマの電子化と電動化に関わる部品をどの
1983年、東京大学大学院工学系研究科を修了。卒業後は日立金属株式会社に入社し、磁気ディスクの開発、磁気ヘッドの生産設備の設計などに従事。1992年に東京大学大学院 工学系研究科 産業機械工学専攻 助教授、ナノマイクロ加工などを研究し、2001年に教授、現在に至る。 中尾氏:僕は大学生のときに生産技術、機械設計をやっていました。修士を終了後、日立金属に入り、そこで磁気ディスク用の磁性膜成膜装置(スパッタリング装置)のエンジニアを9年間やりました。その後、東京大学に助教授として戻ってきた。 大学に入った当初、1990年代は、コンピュータ用のHDDだとか、液晶ディスプレイやメインフレームコンピュータの実装の研究をしていたんです。これから、そうした軽薄短小のところが日本の一番強いビジネスになると思ってやっていたわけですが、あにはからんや、日本は全部負けちゃった。商売替えしなきゃならないっていうん
各 位 2015年6月19日 2014年度サプライヤー売上高ランキングを発表 マークラインズ株式会社 (証券コード3901 東証JASDAQ) マークラインズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:酒井 誠、 http://www.marklines.com/)は、2014年度サプライヤー売上高ランキング(各社の自動車事業売上高を米ドル換算で比較、一部推定値を含む)をとりまとめました。 上位5社は、ボッシュ、デンソー、マグナ、コンチネンタル、現代モービスで、前年度と同じ順位となりました。北米、欧州、アジア市場で堅調に推移、各社とも売上高は前年度比で概ね5%以上の伸びとなっています。日系メーカーは急激な円安の影響で、米ドル換算では2014年度の売上高が前年度比マイナスとなりますが、為替レートの影響を除いた場合、デンソーが前年度比5.0%増、6位のアイシン精機が同5.4%増となります。 各社とも今
世界の技術をリードするとされてきた日本のHEV(ハイブリッド車)やエコカー。その技術の多くは、実は海外メガサプライヤー製の部品が支えている。日本の完成車メーカーが海外メガサプライヤーを選ぶ理由を整理すると、「オンリーワンだから」「丸投げできるから」の二つが浮上する。迎え撃つ日本のサプライヤーは彼らから何を学び、どう対抗すべきか。 (浜田基彦) Part1:海外部品しか選択肢がない 日本のサプライヤーから仕事を奪う 圧倒的な差がつく二つの条件 日本車に海外メガサプライヤーの部品が浸透してきた。単にコストだけの問題なら、国内のサプライヤーにも対抗策はある。しかし最近は、完成車メーカーが欲しい技術に国内のサプライヤーが対応できないというケースが目立っている。なぜそうなってしまったのか、対抗策はあるのか。 ホンダは11月に発売した新型「オデッセイ」にドイツZF(ブランド名はSachs)社製のダンパ
Part2:オンリーワンだから選ぶ 先行して量産、他社の参入を許さない 注文を待つのでなく、提案する オンリーワンの製品があれば、完成車メーカーはそれを使うしかない。日本、海外の問題ではなく、ほかに選択の余地はないからだ。オンリーワンを実現するカギは、技術力だけとは限らない。商品を投入する決断、思い切って投資する判断、浸透するまでじっくり育てる粘り。どれも海外メガサプライヤーに見習うべき要素だ。 アイドリングストップシステムを組むためにスタータ/ジェネレータが欲しい、DCT(Dual Clutch Transmission)と組み合わせたハイブリッドシステムを組むために変速機の操作機構やデュアルクラッチが欲しい、2モータのハイブリッドシステムを組むために動力断続機構が欲しい…。 日本の完成車メーカーがこれらの部品を欲しいと思っても、海外のメガサプライヤーから調達するしかない。日本のサプライ
日本の強い自動車産業を支えているのは、日本の自動車部品産業だと言われる。世界第2位のデンソーは、首位のロバート・ボッシュ(ドイツ)と猛烈な競争を繰り広げており、アイシン精機も順調に業績を伸ばしている。自動車メーカーの“系列”が崩れる中、日本の大手自動車部品メーカーは、技術力と生産効率の高さを武器に、世界へ打って出ようとしている。中国など急成長する新興国市場の攻略が、日本勢の飛躍のカギとなるだろう。それを阻むのがドイツ勢だ。業界1位のボッシュはもちろん、業界9位のZFがTRWを買収し、一気に2位に躍り出ようとしている。 自動車の製造原価のうち、社外から調達した部品・資材の代金は、約5割を占めると言われている。たとえば、30兆円近い年商を誇るトヨタ自動車グループであれば、10兆円規模の自動車部品を仕入れていることになるわけだ。トヨタのお膝元である愛知県には、トヨタを得意先とする数多くの自動車部
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