米首都ワシントンで講演するバーニー・サンダース上院議員(2017年6月22日撮影、資料写真)。(c)Mandel Ngan / AFP〔AFPBB News〕 2020年に行われるアメリカの大統領選挙に、バーニー・サンダース上院議員が出馬を表明した。彼は2016年の大統領選挙で、ヒラリー・クリントン上院議員と最後まで民主党の候補を争ったことで知られる。彼の掲げる政策は、国民皆保険、全米最低賃金15ドル、公立学校の無償化など、巨額の財源を必要とする「大きな政府」である。 サンダースはみずから「民主社会主義者」と名乗り、民主党左派に大きな支持を集めている。社会主義は20世紀に崩壊し、過去のものになったと思われているが、サンダースを支持するのは、冷戦の終了後に生まれた若者だ。時代は一めぐりして、社会主義の時代がやってくるのだろうか。 財源の不明な「グリーン・ニューディール」 サンダースの選挙運動
<ベンチャー起業家のヤングが、多くの人々の仕事をAIが奪う未来を憂いて提唱する「ヒューマン・キャピタリズム」> 2020年米大統領選の予備選がすでに盛り上がっていることを前回の記事で語った。 この中で、政治の未経験者でありながらインターネットで情熱的な支持者を集めている民主党候補がいる。ユニバーサル・ベーシック・インカム(UBI)を強く推している44歳のアジア系アメリカ人、アンドリュー・ヤングだ。 ヤングが「フリーダム配当金(Freedom Dividend)」と呼ぶUBIは、18歳から64歳(社会保障での通常の引退年齢の設定が65歳だから)のアメリカ市民全員に毎月1000ドル(約11万円)を支給するというものであり、世界で最も大金持ちのジェフ・ベゾスも無職の人も平等の扱いである。 この部分だけを取り上げると、「最低賃金を時給15ドルに引き上げる」ことを政策の看板にしてきたバーニー・サンダ
10日午前8時48分ごろ、宮崎県沖の日向灘を震源とするマグニチュード(M)6.3の地震が発生し、宮崎市と都城市で震度5弱の揺れを観測した。11日9時過ぎにも宮崎、高知、愛媛各県で震度4を観測するなど、日向灘を震源とする地震が相次いでいる。幸い、大きな被害はなかったが、要注意だ。南海トラフ巨大地震の予兆とみられるからだ。 南海トラフは、「フィリピン海プレート」と「ユーラシアプレート」が接する海溝。駿河湾(静岡県)から、今回の震源である日向灘にかけて存在する。立命館大環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏(災害リスクマネジメント)が言う。 「ユーラシアプレートが跳ね上がろうとするのを、フィリピン海プレートが抑えつけている構造なのですが、今年になって、プレート間でズレが生じ、たびたび地震が発生している。いつ留め金が外れてもおかしくない状態です」 今年に入って以降、日向灘を震源とするM3以上の地震
神奈川県・箱根山の火山活動、京都府での震度3の地震、宮崎県日向灘の震度5弱の地震などが今月に入って相次いでいる。遠く離れた場所で起きた別々の現象のようにみえるが、専門家は、いずれも近い将来想定される南海トラフ巨大地震への予兆だと指摘する。 気象庁によると、21日に京都府八幡市で震度3を記録した地震の震源地は大阪府北部で、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)3・6と推定される。 「18年の大阪府北部地震の余震とみることができる。これ自体は珍しい地震ではないが、京都は大きな地震が来る可能性がある」と警鐘を鳴らすのは、立命館大学環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏だ。 「京都は、豊臣秀吉が大阪城へ移るきっかけとなったとされる1596年の慶長伏見地震以来、大きな地震が来ていない。発生すれば、木造家屋の延焼の恐れがあるほか、祇園や先斗町、木屋町など外国人観光客の多い歓楽街は道幅
コククジラの死骸の検分の様子。3月以降に見つかった死骸は10頭目となった/Justin Sullivan/Getty Images (CNN) 米カリフォルニア州北部のサンフランシスコベイエリアにクジラの死骸が相次いで漂着している。14日には同州パシフィカのリンダマー海岸付近に、コククジラの死骸が打ち上げられた。 ベイエリアでコククジラの死骸が見つかったのは、今年3月以来、これで10頭目だった。 専門家チームは14日に漂着した死骸の調査や計測を行ったが、現場の海岸は岩場が多く、満潮時は海水が満ちることから、解剖を試みるのは危険すぎると判断した。海洋哺乳類センターは、暴風雨の状況や潮の満ち引きを見極めた上で、詳しい調査ができるかどうかを判断する。 これまでに見つかった死骸のうち、4頭は栄養不良が原因、4頭は船との衝突が原因だったことが分かった。4月30日に打ち上げられたクジラについてはまだ死
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