2013.11.11寄稿 幼馴染みの泰子と、その娘の直子は共に「ふくろう文庫」を支えてくれている。泰子は和本のつくろいをしたり、その和本を収めるうるし塗りの箪笥のカバーを、「ふくろう文庫」のマーク入りで縫ってくれたり、直子の方は「ふくろう文庫ワンコイン美術講座」のチケットを作ったり、私の代わりにネットで本の流れを追ってくれたりという具合。 で、11月7日泰子が友達の松本弘子女史が会長をつとめる「墨蘭会」の作品展を、と誘いに来たので、市民美術館に水墨画を見に出かけた。松本さんは「ふくろう文庫特別展」があると、必ず玄人はだしの弁当を差し入れてくれる人で、見た目も良ければ味もよしのその弁当はもっと食べたくて特別展を延長したくなるほどのものだ。泰子を介して松本さんと知り合って、私の長姉が松本さんと北海道立室蘭女学校(いわゆる庁立高女=現清水高)で同級生だったと分かった。但し私の姉は4年生で飛び級し