#AstroX 日本のロケット開発スタートアップ「AstroX」は8月25日、超小型ロケット「kogitsune」の発射実験に成功したと発表した。 AstroXは福島県南相馬市に拠点を置く宇宙スタートアップだ。気球で成層圏までロケットを運び、空中発射する方式での衛星軌道投入を目指している。 地上から発射する方式と比べると、地表付近の濃い大気をスキップできるため、燃料を一定程度節約できるメリットがあるほか、地上設備は気球の放球設備だけで済むので、ロケット発射場のような大規模な地上インフラが不要となる。また、空中で発射するため、洋上で発射すれば地上の環境への影響も最小化できる。 今回の実験では、AstroXが設計製造した超小型ハイブリッドロケットの発射試験を福島県南相馬市で実施した。実機には、千葉工業大学の学生等が設計製作したものをベースに改良したロケット「kogitsune」を用いた。 地上