通常国会で激しい論戦の末、採決が強行された改正組織犯罪処罰法(「共謀罪」法)が施行されてから3カ月が過ぎた。論戦の主役となった前議員たちは候補者として22日投開票の衆院選に挑む。賛否がわかれた同法をどう語るか。前議員たちの胸の内は――。 「法務省では『神様、仏様、金田様』と言わんばかりの感謝をしている」。自民党の金田勝年前法相(68)=秋田2区=の応援に入った竹下亘・党総務会長は8日、秋田県能代市の集会でこう持ち上げた。 「共謀罪」法の国会審議で、金田氏の答弁は迷走。与党は法務委員会での答弁を減らすため、法務省幹部を常時出席させる異例の対応をした。竹下氏は当時の自民党国会対策委員長で、審議難航に頭を痛めた中心人物だが、集会では「後世の歴史家は金田法相を必ず評価する」と称賛した。 金田氏は衆院選公示前の取材に「サンドバッグになった感じ」と当時を回顧しつつ、「法相として通常の何倍も仕事をした」
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く