今回は「自分と一緒にネットサーフィンしてくれる」ドイツ生まれのアバターサービス「weblin」を取り上げてみたい。これは、同じWebサイトを閲覧している人同士がブラウザ内でアバターを介して出会えるサービス。アバターはステータスバーの上に表示されるようになっており、会話するだけでなくアバターの種類ごとに違ったアクションをとることも可能。言わば、可視化されたアクセスカウンターというか「デスクトップウィジェット+アバターサービス+オンラインチャット」といった感じだ。(なので厳密には「メタバース」ではないのだが…) weblinはドイツのZweitgeist GmbH社が開発・運営しているサービだが、現在は日本語にも対応しているので登録作業は全て日本語で行える。 しかし他のアバターサービスや仮想世界と違うのは、個人情報を入力して会員登録を行う前に、まず専用プラグインをダウンロード&インストールしな
「やることがない仮想空間は廃れるが……」――スクウェア・エニックス(スクエニ)の100%子会社・スマイルラボは、2D仮想空間「Nicotto Town」(ニコッとタウン)を9月末に一般公開する。Second Lifeなどの仮想空間サービスは下火だが、充実したアバターアイテムやカジュアルゲームなどでユーザーに楽しんでもらい、“廃れない”仮想空間を目指す。 Flashベースで構築し、Webブラウザで楽しめるサービスで、ユーザー限定でα版を提供中。アバターを着替えさせたり、チャットしたり、カジュアルゲームをプレイしたり、ブログを書くことができる。 「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」などスクエニのゲームをプレイしない女性や若年層のユーザーが主なターゲット。スマイルラボと提携して集客などを担うニフティには、30~50代中心の「@nifty」ユーザーより若い層にアプローチしたいという狙いが
アバターを通してゲームやコミュニティーを楽しめるブラウザベースの仮想空間「Nicotto Town(ニコっとタウン)」。同サービスのアルファ版を提供しているスクウェア・エニックス100%子会社のスマイルラボは8月26日、同サービスの記者向け説明会を開催した。 Nicotto Townは、Flashで構築されており、ウェブブラウザ上で動作するのが特徴の仮想世界サービスだ。 このサービスの主体となるのは「コミュニティ機能」だ。仮想空間内ではゲームやイベントに参加したり、ほかのユーザーとの交流によって「コイン」と呼ばれる仮想通貨を入手でき、仮想空間内でアイテムが購入できる仕組みだ。 同サービスが特にターゲットとしている層は若い女性だ。そのため、アバターには3Dではなく2Dのデザインを採用し、キャラクターも女性ウケする“かわいらしさ”をいちばんに意識している。仮想空間内で遊べるゲームも、カードゲー
カナダのNortel社が、ビジネスでのオンライン・コラボレーション用の仮想世界「web.alive」を開発中であることを発表した。現在、同社のインキュベーションプログラムの元で開発が進められている。 web.aliveは、複数のユーザーが同時に喋った声を聞き分けて誰が何を話したのかアバターとの距離を感じることができるという。その音声も高品質なもので、企業の使用にも耐えられる充分なセキュリティ技術も備えているとのこと。企業が現在使用しているCRMやプロジェクト管理ソフトとも連携できる。 また、企業によるコラボレーションの場として利用する以外にも、既存のWebサイトと統合して顧客に対するカスタマーサービスや商品のデモンストレーション、また顧客同士が連絡を取り合う場としても活用することが可能だという。 現在同社では、開発中のweb.aliveの解説とデモンストレーションの動画をYouTube
株式会社スプリュームが運営する仮想空間SNS「splume」がWebブラウザのMozilla Firefox(バージョン2以降)に対応した。 splumeはIE上で動作する仮想空間だが、今までユーザーからIEだけでなくFirefoxでも閲覧したいという要望が多く寄せられていたとのこと。splumeのトップページからログインすると仮想空間閲覧プラグイン「CRプラグイン」の読み込みが始まるところまではIE版と同じだが、使用している3Dグラフィックのライブラリーの違い(Firefox版ではOpenGLに対応)から、反射するガラスのような物体の表現など、画面の見え方が一部異なるという。 また、このFirefox対応バージョンはまだα版であるため、「バーチャル縄電車」など一部のコンテンツが利用できなくなっている。 同社では現在、Mac OS Xと携帯電話も含めた様々な環境への対応をすすめていると
アメリカ・カリフォルニアに拠点を置く子供向けゲーム開発会社のFluid Entertainment社が、自然保護について学べるMMO「Emerald Island」のβ版を公開した。 同ゲームは、ねずみのキャラクターのアバターを操作し他ユーザーと交流しながら、植樹などをして島を環境破壊から救うという内容。植樹活動を行う慈善団体「Trees for the Future」とも提携し、子供たちがゲームを通して自然保護について学べるようになっている。 正式サービスの開始は今秋を予定しており、現在PC Win版のソフトが公開されている。近日中にはMac版の公開も予定されており、正式サービス開始時にはWebベースで動作するバージョンが公開されるとのこと。 Fluid Entertainment http://www.fluidentertainment.com/ Emerald Island
セカンドライフは過去の思い出となった 仮想空間サービス『Second Life(セカンドライフ)』支援コンサルタントの先駆けだったベンチャー、メルティングドッツの浅枝大志社長に久しぶりに会った。同社が設立された直後だった二〇〇七年三月に雑誌『サイゾー』の連載で取材して以来だ。設立当時のオフィスは四谷三丁目の浅枝社長の自宅マンションをそのまま使っていて、八畳ほどの部屋の中には布団が敷かれ、壁にはジャージやらスーツやらがぶら下がっていて、ものすごい散らかっていた。まだ数人だった社員は布団の上に並んで座り、コタツに向かって仕事をしていた。しかしスタートアップ直後の会社に行くというのは貴重な機会で、インタビューは非常に楽しかった。 それから一年半が経ち、昨年のセカンドライフブームを経て、メルティングドッツは水道橋のこぎれいなビルのワンフロアに移転していた。広いオフィスには整然とデスクが並んでいて、
ngi groupの子会社である3Diは8月18日、OpenSimをベースに開発した3D仮想空間サーバソフトウェア「3Di OpenSim」を、今秋に発売すると発表した。 OpenSimは、3Dインターネットの標準化技術を研究開発するオープンソースコミュニティおよびその技術の名称。3Diは、OpenSimコミュニティのコアディベロッパーとして開発に携わっている。 3Di OpenSimは、独自の仮想空間をサーバー上に構築したいと考える企業や教育機関での活用に適した仮想空間サーバーのソフトウェア。社内教育やショールームなどのビジネス向けから、教育機関の遠隔授業やコンシューマー向けのサービスまで、自社ブランドや保有キャラクターのイメージに応じたコンテンツを制作し、公開できる。 また、サーバ内のログデータを活用してマーケティングに利用できるほか、社内イントラのような非公開型の仮想空間としても活用
CTアドバイザリ企業のGartnerが2008年度の新興技術に関するハイプサイクル表を発表した。それによれば、現在の仮想世界は「底」部分の一歩手前にあるという。 「ハイプサイクル」とは、新技術が生まれた際に起こる話題や評判の先行が、時間経過と共に実際の普及までどのように変化するかを示した表のこと。Gartnerによれば、新興技術はそのほとんどが、まず発表当初に人々の強い関心を引き、その後、当初の過剰な期待と話題性、誇大宣伝の落差に人々が幻滅して、最終的に実際の成果と期待が一致して本当の理解を得る、というパターンを辿るとのこと。 今回発表されたハイプサイクルでは、仮想世界は表の示すラインの「どん底一歩手前」に位置しており、まだまだ”耐える”時期にあることがうかがえ、同社では仮想世界の一般への導入が本格的になるのは2~5年以内と予測している。 尚、このハイプサイクルの完全版は全38ページで
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