「Azure Stack」とは、マイクロソフトが現在開発中の、「Microsoft Azure」を自社内に展開できるクラウド基盤のことです。企業内のプライベートクラウドとして、もしくは国内のクラウド事業者が提供するクラウド基盤として注目されています。本連載では、Azure Stackの特徴やAzureとの親和性、実用性について解説します。
![【連載】プライベートクラウド検討者のための Azure Stack入門](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d03092ef80417725f37f16f9bf9e99d4de0d6c08/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnews.mynavi.jp%2Fassets%2Fcommon%2Flogo_ogp-f44b720a365aa20669d9aaed97d5885986aa7c8a16d71dc16c758ac1e4fef112.png)
明治安田生命が、従業員約3万7000人が利用する生保業界最大級のプライベートクラウド基盤「MYクラウド」を構築した。導入システムはヴイエムウェアの「VMware vCloud Suite」。ヴイエムウェアのコンサルティングサービス VMware Accelerate アドバイザリーサービスを活用して構築した。 同社はオープン系基幹システムの資源更改対応において、2013年11月にVMwareの仮想化ソフトによる仮想基盤を構築。これを軸に今回のプライベートクラウド基盤に発展させた。これまでの課題は「仮想化の統合率が十分に高められず、トラブルシューティングに時間がかかるなどの理由からコスト削減効果が限定的だった。また、業務部門の要求に迅速に応えるにはサーバ仮想化だけでは不十分で、より専門的な知見とノウハウ、そして、それに対応するための先進テクノロジを必要としていた」(明治安田生命)という。 こ
明治安田生命は、従来利用していた仮想基盤では、仮想化の統合率が十分ではない、トラブルシューティングに時間がかかるなどの課題を抱えていたため、ヴイエムウェアのコンサルティングサービスと「VMware vCloud Suite」を採用し、SDDC(Software-Defined Data Center)の最新アーキテクチャに基づいたプライベートクラウド「MYクラウド」を構築したという。 コンサルティングサービスは、明治安田生命およびIT子会社である明治安田システム・テクノロジーと協業して進めた。従来の仮想基盤の評価と期待値の試算に基づく方針の策定、クラウドによるビジネスインパクトの分析、変革を進める上でのポリシーの定義を実施した上で、具体的なアクションプランを策定した。 そのプランに基づき、クラウド基盤構築に必要なテクノロジとして「VMware vCloud Suite」を活用し、クラウド基
パブリッククラウドではAWS、プライベートクラウドではOpenStack、CloudStackなど様々なクラウドプラットフォームが混在する中で、複数の環境を運用するといった機会も今後増えてくるのではないでしょうか。 マルチクラウド環境を統合管理するために有用なメタクラウドAPIであるDeltacloudの仕組みや使い方を紹介します。 Deltacloudとは Deltacloud はApacheのトップレベルプロジェクトの一つでApacheライセンス(ver.2.0)のもと公開されているOSSのメタクラウドAPIです。Rubyで実装されています。 同様のツールとしてはPythonで実装されている libcloud などがあります。Deltacloudは、 AWS や Rackspace 、 Gogird などのパブリックなクラウドサービスや OpenStack 、 RHEV-M 、 v
Copyright © 2004-2024 Impress Corporation. An Impress Group Company. All rights reserved.
Copyright © 2004-2024 Impress Corporation. An Impress Group Company. All rights reserved.
前回は、仮想化統合基盤を「社内サービス化」したものがプライベートクラウドであると解説致しました。プライベートクラウド化された環境では、アプリケーション開発者はインフラの内部構造を意識する事無く、インフラ機能をサービスとして利用できるようになります。そしてそれを実現する「社内サービス化」では、プライベートクラウドの利用者の視点に立ち、サービスの仕様を定義しながら様々なルールや仕組みを整備する事が必要となります。 「社内サービス化」を進めるためには、「インフラ」、「運用」、「サービス」の3つの領域に対して適切な順序で検討を進める事が重要です。今回は3領域に対するそれぞれの検討事項について解説します。 社内サービス化の実行プロセス プライベートクラウドを構築する際には、インフラ、運用、サービスの各領域に対して、それぞれインフラ設計、運用設計、サービス設計を実施します。インフラ設計と運用設計では主
12月2 ownCloudでプライベート・クラウド環境を構築しよう!《その2》 カテゴリ:Ubuntu 10.10 予告通り、ownCloudの導入方法をまとめておきます。インストールの手順としては、WEBサーバ(Apache2)・データベースサーバ(MySQLまたはSQLite)をセットアップして、ownCloudの一式をWEBサーバのドキュメントルート(Webから見えるコンテンツを配置するディレクトリ)にコピーするという形になります。 Ubuntuの場合、WEBサーバは、事実上、Apache2のパッケージをインストールするだけで稼働します。ローカルネットワークで試すだけなら、特にいじるところはなく、決して難しくはありません。以下、説明を加えているので長くなりますが、実際にやっている作業は単純です。 STEP1:LAMPサーバの導入サーバ版ではインストール時に導入しているケースが多いと思
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く