米国では最近、筆記体の授業を復活させる州が増えているという。一方の日本の中学校では筆記体の指導は必修ではなく現場の裁量に任されている。 デジタル化が進んで文字を手書きをする機会が減っているにもかかわらず、なぜ米国では筆記体の必修化が進んでいるのだろう? 授業の必修化、7年でほぼ倍に 米紙「ロサンゼルス・タイムス」によると、筆記体の授業は同国各地で10年以上前から実質的に廃止され、小学校では児童が活字体で文字を書けるようになった後は、タイピングを教えるようになっていた。特に2010年に多数の州が採用した全米共通の学習基準「コモンコア」で、カリキュラム外とされたことで筆記体離れが加速したという。 そうしたなか、2024年1月1日から米カリフォルニア州では小学生に筆記体の指導を義務付ける法律が施行された。同州では筆記体は、これまで小学3年生と4年生のの学習目標として定められてはいたが義務ではなく
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