主な伝承地域 県南地域 主な使用食材 小豆、餅米粉、うるち米粉 歴史・由来・関連行事 「三杯みそ」とは餅米粉、うるち米粉、小豆を合わせて作った餅料理。 それぞれの材料を茶碗で一杯ずつ入れて作られていたことから、この名がついたとされる。材料に味噌は使われていないが、材料を合わせたときの様子が味噌のようだったから、また、かつては味噌を使っていたから、とも伝えられる。 元々は大曲地方に味噌や砂糖醤油で味付けされた「花みそ」と呼ばれて食されてきた郷土菓子があり、江戸時代、凶作のとき、ワラビの根から採れるでん粉を使って作られた「ネバナみそ」が起源とされる。その後、農家で収穫される米が原料の主体となり、「三杯みそ」「花みそ」という呼び名に変化した。また、横手地域では類似の料理「三杯餅」が存在する。 素材そのものの甘みと、ねっとりとした食感の小豆あんが特徴。県南地域では集まりの際の重箱料理としてよく作ら