◇自民現職「乾坤一擲の大勝負」/共産、雇用訴え自民と民主批判 「快く返事をたまわり、本当にうれしく心強く感じている。永江さんについては私から説明する必要もないと思う」 先月20日、松山市内で開かれた元南海放送アナウンサー、永江孝子氏(48)の次期衆院選愛媛1区への出馬会見。永江氏と並んだ民主党の小沢一郎代表は笑顔を見せながら語った。地域の情報番組の司会を20年近く務め、県内で抜群の知名度を誇る永江氏の擁立で、同選挙区はにわかに全国から注目されることとなった。 「二大政党制を実現しなければ、民主主義は本物にならない」。小沢代表と永江氏が初めて面会したのは、8月半ば、広島市内のホテルだった。小沢代表は熱い口調で語った。党本部幹部から「とにかく(小沢代表の)話だけでも聞いてほしい」と何度か電話がかかり、「出馬の要請かもしれない」と考え断るつもりで出掛けた永江氏。しかし、小沢代表の言葉に「自分の胸