政府高官は30日、北朝鮮がミサイルの発射を準備していることに関し「ミサイルが飛んでいるのが見えたら面白いな。見えたら『ファー(打球の飛ぶ方向にいるプレーヤーや観客に警告するかけ声)』って言うのにな」と語った。ミサイルをゴルフボールに例えての表現で、不適切との指摘が出そうだ。 この高官は以前もミサイル防衛(MD)について、「撃っても当たるわけがない」と発言し、批判を受けたことがある。【仙石恭】
政府高官は30日、北朝鮮がミサイルの発射を準備していることに関し「ミサイルが飛んでいるのが見えたら面白いな。見えたら『ファー(打球の飛ぶ方向にいるプレーヤーや観客に警告するかけ声)』って言うのにな」と語った。ミサイルをゴルフボールに例えての表現で、不適切との指摘が出そうだ。 この高官は以前もミサイル防衛(MD)について、「撃っても当たるわけがない」と発言し、批判を受けたことがある。【仙石恭】
東京地検特捜部が民主党の小沢一郎代表の公設秘書を政治資金規正法違反の罪で起訴し、小沢氏サイドが「国策捜査」と反発していることについて、「検察側の捜査は政治的に公平に行われたと思うか」と質問したところ、46.1%が「思わない」と回答、「思う」の40.7%を上回った。 有権者の小沢氏と民主党への不信感の高まりの一方で、捜査当局の対応に疑義を持っている有権者が少なくないことを浮き彫りにした。 支持層別では、民主支持層の30.8%が「不公平」と回答し、「公平」の13.0%を上回った。自民支持層では「公平」が41.0%に達し、「不公平」の14.8%だった。 次期衆院選が迫る中での国政をめぐる捜査は不適切かどうかを聞いたところ、「思わない」が45.5%で「思う」39.9%を上回った。
西松建設をめぐる違法献金事件で、小沢民主党代表の秘書が政治資金収支報告書にうその記載をしたことを認める供述をしたとのNHKの報道をめぐり、30日の参院総務委員会で野党各党からNHKへの批判が相次いだ。 秘書の弁護側が報道内容を否定したことを指摘した国民新党の長谷川憲正氏は「あまりに一方的な結論だ。選挙目前の微妙な時期の報道は慎重でなければならない。公共放送としては慎重を欠いたと言わざるを得ない」と批判。NHK側は「十分な取材に基づいて事実と確信してお伝えしている」と説明した。 民主党の行田邦子氏は「弁護人らは誤解に基づく報道ではないかと考えている。この点についてはNHKで報道されていない。意見が対立している問題は、できるだけ多くの角度から論点を明らかにするべきだ」と述べた。
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で、「次期首相にふさわしい政治家」のトップは、前回に続き、政界引退を表明している小泉純一郎元首相(11.1%)だった。 舛添要一厚生労働相(10.4%)が続き、いずれも前回調査(3月7~8日)からポイントを上げた。他の議員との差は広がっており、知名度の高い2人の人気ぶりが目立った。 小泉氏は昨年11月以降の5回の調査で、すべて自民党議員のトップ(このうち4回は全体でもトップ)を占め、相変わらずの「小泉人気」を見せつけた。舛添氏は前回調査で急伸し、今回は10%台を突破した。 民主党議員では、前回トップだった岡田克也副代表(6.5%)が、前回比0.4ポイント減となりながらも再び1位となった。続投表明に身内の批判も出た小沢一郎代表(5.8%)の評価はやや上がり、2番手(全体では5位)を守った。 一方、内閣支持率が微増した麻生太郎首相は4
産経新聞社は28、29の両日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同世論調査を実施した。西松建設の違法献金事件で、公設秘書が起訴された民主党の小沢一郎代表が「代表を辞任すべきだ」との回答は62・3%に上り、秘書が逮捕された直後に実施した前回調査(7、8日)の47・4%を大きく上回った。小沢氏の説明については78・8%が「説明に納得できない」と答えている。麻生内閣の支持率は、20・8%で前回調査から3・8ポイント増え、不支持率は66・3%だった。 民主党が、小沢代表の続投を容認したことについては「理解できない」が52・1%で、「理解できる」の42・6%を上回った。政党支持率は、自民党が0・9ポイント増の27・5%、民主党は1・7ポイント減の22・2%で前回調査より差が広がった。 次期衆院選で比例代表の投票先は、民主党が36・4%、自民党が34・7%と拮抗(きつこう)。違法献金事件後も民主党
温泉施設の脱衣所のロッカーから高級時計などを盗んだとして、警視庁は、元財務官僚で東洋大教授の高橋洋一容疑者(53)=東京都板橋区=を窃盗の疑いで30日に書類送検した。高橋容疑者は、小泉政権時代に経済財政諮問会議などのブレーンとして郵政民営化などを進めた。 練馬署によると、高橋容疑者は24日午後8時ごろ、練馬区の温泉施設「豊島園庭の湯」の脱衣所で、同区の会社員男性(67)が使っていたロッカーから現金約5万円入りの財布や、イタリア製の高級腕時計(数十万円相当)などを盗んだ疑いがある。男性は鍵をかけ忘れていたという。 高橋容疑者は「いい時計で、どんな人が持っているのか興味があった。申し訳ない」と謝罪しているという。 浴室から上がった男性が時計などが無いことに気づき、同署に通報。署員が防犯カメラの映像を確認したところ、映っていた男に似た高橋容疑者が午後11時ごろに施設から出てきた。事情を聴く
千葉県知事選で当選確実となり、支援者らに胴上げされる森田健作氏=千葉市中央区で2009年3月29日、佐々木順一撮影 千葉県知事選で政党色を出さない選挙運動で初当選した森田健作氏が、自民党の政党支部「自民党東京都衆院選挙区第2支部」の代表を現在も務め、この支部が受けた企業献金の一部を森田氏の資金管理団体に寄付していたことが分かった。森田氏は「選挙資金には使っていない」と述べた。 都選管に提出された07年分の政治資金収支報告書によると、代表は「鈴木栄治」(森田氏の本名)で、所在地は中央区京橋2の森田氏の東京の事務所にある。同支部は07年、都内や千葉県内の企業・団体から1852万円の献金を受け、その一部1168万円を森田氏の資金管理団体「森田健作政経懇話会」に寄付していた。 森田氏は「(知事選に)無所属で出ると決めた途端にすべて(支部の活動を)停止した」と釈明した。【神足俊輔】
千葉県知事選で100万票余を獲得して初当選した元衆院議員の森田健作氏(59)が、現在も東京都の自民党支部長を務めていたことがわかった。 森田氏は、政党と距離を置く「完全無所属」をアピールして無党派層の支持を集めており、一夜明けた30日の記者会見で、「近く支部を解散したい」との考えを明らかにした。 森田氏が支部長を務めるのは、自民党東京都衆議院選挙区第2支部(東京都中央区)。森田氏は参院議員だった1995年1月、東京都選挙管理委員会に届け出た。衆院議員に転じた森田氏が2003年10月に辞めた後も、支部は存続している。 収支報告書によると、支部長の登録は本名の「鈴木栄治」。04~07年には計1億6185万円の企業・団体献金を受け、同時期に計1億5030万円を、同支部と同じ事務所で、森田氏が代表を務める資金管理団体「森田健作政経懇話会」に寄付していた。寄付の使途については、「知事選には使っていな
警視庁練馬署は30日、天然温泉施設の脱衣所ロッカーから、他人の財布や腕時計を置き引きしたとして、小泉政権時代に経済財政諮問会議のブレーンを務めた元財務官僚で、東洋大教授の高橋洋一容疑者(53)を窃盗容疑で書類送検した。 同署幹部によると、高橋容疑者は24日午後8時ごろ、東京都練馬区の「豊島園庭の湯」の脱衣所で、区内に住む60歳代の男性会社員が使っていたロッカーから、現金数万円が入った財布や、数十万円相当の腕時計を盗んだ疑い。ロッカーは無施錠だったという。 男性の届け出を受け、同署で調べたところ、防犯カメラに高橋容疑者に似た男が写っており、浴場から出てきた高橋容疑者が同署員に盗んだことを認めたという。調べに対し、高橋容疑者は「いい時計だったので、どんな人が持っているのか興味があり、盗んでしまった」と供述しているという。 高橋容疑者は小泉政権時代に経済財政諮問会議のブレーンとして郵政民営化など
Snow Man岩本照、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』開幕前から打ち上げ楽しみに「他愛もないコミュニケーションを」
仙台市長選(7月12日告示、26日投票)をめぐり、前回市長選(2005年7月)で梅原克彦市長を支援した経済界や市議、藤井黎前市長の動向に注目が集まっている。投票まで4カ月を切ったが、梅原市長は進退を明らかにしていない。タクシーチケットや公用車の不適正な使用問題、県立高校の一律共学化見直しを求める県教委への介入、突然の副市長辞任など市政運営に批判と混乱が渦巻く中、梅原市長と距離を置こうとの雰囲気も漂っている。 <選挙どころでは> 梅原市長は前回市長選で経済活性化を政策の柱に据え、地元経済界の分厚い支援を受けた。今回、経済界の動きは鈍い。 「自動車など企業誘致に成功した村井嘉浩知事に比べて成果がなく、市政が何を目指すのかも見えない。現状では声高に支持を言い出しにくく、静観することになりそうだ」。前回、梅原市長を推した在仙の経済人は周囲の空気を解説する。 加えて昨秋以降の急激な景気後退で、
民主党の鳩山幹事長は29日、東京都内で記者団に、小沢代表の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件に関し、小沢氏が次期衆院選の直前に改めて進退を判断する意向を示したことを明らかにした。 また、小沢氏が辞任した場合は、鳩山氏も幹事長を辞任する考えを表明した。 鳩山氏によると、26日に党本部で小沢氏と会談し、「続投すると決断した以上は支えるが、選挙直前でも国民の目は厳しい、政権交代が難しいと判断した時はお互い責任を取ろう」と進言、小沢氏は「分かった」と応じたという。進退の判断材料として、鳩山氏は記者団に、「衆院選で過半数、第1党にならなければならない。そのための選挙分析を必要な時期に行う。それが判断基準だ」として、党が独自に実施する衆院選の情勢調査を挙げた。 これに関連し、民主党幹部は29日、「進退の判断時期は衆院解散より少し前がいい」と語った。 鳩山氏がこの時期に、小沢氏との進退に関するやり
準大手ゼネコン「西松建設」側が二階俊博・経済産業相の関連政治団体に事務所を無償提供していたとみられる問題で、東京地検特捜部は、二階経産相の政治団体側を政治資金規正法違反の疑いで立件する方針を固めた。 同社が2006年以降、事務所の年間家賃約280万円相当を負担していたことが、同法が禁じる企業からの寄付に当たる疑いが強いと判断したとみられる。西松建設の違法献金事件は、小沢一郎・民主党代表の公設第1秘書の起訴に続き、自民党側にも波及する見通しとなった。 西松建設関係者などによると、同社関西支店は1999年ごろ、二階経産相の実弟が実質的に運営している政治団体「関西新風会」に対して事務所を提供するよう、実弟から依頼を受けた。報告を受けた同社前社長・国沢幹雄被告(70)(政治資金規正法違反罪などで起訴)は、事務所の無償提供を決定。関係設計会社「オーエーエンジニアリング」(東京都港区)にマンションを購
竹原信一市長 市役所や議会の批判をブログで発信する鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)の政治手法に反発する市議会(定数16)の反市長派議員(11人)は29日、市長の不信任決議案提出に向け、臨時議会の招集を近く請求することを決めた。これにより、竹原市長の不信任決議が再び可決され、市長は自動失職に追い込まれる公算が大きくなった。 竹原市長は4月8日に定例議会を開く方針のため、反市長派は臨時会の招集請求を遅くとも7日までに出すとしている。地方自治法は、議員から請求を受けた市長は20日以内に臨時会を招集しなければならないと定めている。 反市長派は29日夜に開かれた市民と市議の対話集会に出たあと、不信任決議案の提出に向けた対応を決めた。対話集会には、2月の不信任決議を受けて市長が議会を解散したのに伴う今月22日の出直し市議選で当選した16人全員が参加した。市民からは、2度目の不信任決議案提出
宮崎、大阪の「変化」を千葉県民も求めたのか――。29日に投開票された千葉県知事選で、知名度で勝る森田健作氏(59)が初当選を果たした。前回、堂本暁子知事に接戦で敗れてから4年。宮崎県の東国原、大阪府の橋下両知事の誕生を見た有権者は、「千葉を全国に売り込めるのは私だけ」「千葉から国に物を申す」という訴えに期待した形だ。 午後8時50分、千葉市中央区の選挙事務所に当選を決めた森田氏が現れた。あふれかえる支援者たちにもみくちゃにされながら壇に上がって天を仰ぎ、「ありがとうございます」と頭を下げた。「4年間、絶対あきらめないという情熱をもって突っ走ってきた。堂々と中央にもの申し、新しいかっこいい千葉県にしたい」と拳を突き上げた。そのあと事務所前で、自身が総監督を務める地元の野球チームの選手らの手で胴上げされ、繰り返し宙を舞った。 前回、立候補表明で出遅れながらも、自民党県議の支援を受けて現職・
千葉県知事選で当選確実となり、支援者らに胴上げされる森田健作氏=千葉市中央区で2009年3月29日午後9時7分、佐々木順一撮影 政党色を出さない戦略に徹した森田健作氏(59)を千葉県民はリーダーに選んだ。政策の訴えよりも、圧倒的な知名度を生かし、自身の名前を連呼する、イメージを前面に押し出す戦略が奏功した。森田氏は「これから、千葉県日本一を目指してがんばります」と語ったが、マニフェストは抽象的で、どのように県政のかじ取りをするか手腕が問われる。 当選確実の報を受け、森田氏は午後9時前、事務所で支持者にあいさつし、「千葉を全国に知ってもらえるようにしたい」と抱負を述べた。政党色を出さない選挙運動に関しては「知事選を政争の具にしてはいけないと思った」と説明した。 森田氏は、事実上の一騎打ちとなった吉田平氏(49)が具体的なマニフェストを掲げ、「政権交代」を訴えるのとは対照的に、街頭演説では「森
「無党派旋風」を巻き起こし既成政党を震撼(しんかん)させた堂本暁子千葉県知事(76)の初当選から8年。引退する堂本氏の椅子を目指し、29日に投開票される知事選は5人が出馬する乱戦模様になる見通しだ。候補者選定を巡って迷走した自民党は自主投票。政権奪取に向け勢いをつけたかった民主党は、小沢一郎代表の秘書逮捕で冷や水を浴びせられた形だ。政党の威信は低下、際だった争点もなく、有権者に対立軸が分かりづらい構図の中、各陣営はイメージ戦略に奔走する。 千葉県庁の知事室を白石真澄氏が花束を持って訪れたのは昨年12月22日。「私のどんな政策を継承するの」。堂本氏の問いに、白石氏は無言だった。 自分へのバトンタッチを求めつつも、堂本氏が出馬する可能性も捨てていなかった白石氏は、あえて手の内をさらさなかった。継承する政策や価値観をめぐり、2人の溝は埋まらなかった。堂本氏は、後継者を模索し続け、赤字のローカル鉄
千葉県銚子市の市立総合病院休止を巡り、休止に反発する住民らが求めていた岡野俊昭市長(63)の解職(リコール)の是非を問う住民投票が29日行われ、開票の結果、解職を求める票が有効投票の過半数を占め、同市長は失職した。公職選挙法により、投開票日の翌日から50日以内に市長選挙が実施される。岡野市長はこの市長選に立候補する意向を示した。 国の臨床研修医制度改革のあおりで、06年、同病院に35人いた常勤医が昨春、17人と半減。院長も辞意を表明した。岡野市長は昨年7月、医師不足や財政難を理由に14科あった市立総合病院の診療を9月末で休止すると発表。現在、夜間小児急病と精神科の診療所2部門のみを残し、診療を休止している。 この決定に住民や市議は「休止は国の政策ではなく、市長の能力の問題」「説明不足だ」と反発。署名運動を展開し、今年2月、2万3405人の署名を集めて解職請求していた。岡野市長はこうした
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