ナバロ米大統領補佐官(通商担当)は日本経済新聞のインタビューで「中国はサイバー攻撃などで、産業の支配をもくろんでいる」などと述べた。主なやりとりは次の通り。 ――米中は貿易不均衡や産業政策をめぐり…続き 米中協議「合意は険しい」 ナバロ米大統領補佐官 [有料会員限定] 反ファーウェイ 米、15年来の警戒
景気回復を潰す政権交代:安達誠司(エコノミスト)(1) 2009年5月16日(土)15:00 大規模だが効果は疑問 小沢一郎代表の政治献金問題に揺れる民主党だが、日本に二大政党制に基づく政権交代を根付かせる原動力としての国民の期待は依然として高い。その政権担当能力を試すという意味で、「100年に一度の経済危機」に対する経済政策構想の評価はきわめて重要だと思われる。 だが、筆者がエコノミストの立場で民主党の経済対策案を見るかぎり、その効果については疑問符が付く。千葉県知事選、秋田県知事選での連敗で、次期衆院選の勝敗の行方は不透明になりつつあるが、仮に、民主党が政権与党の座に就くことができた場合、真に効果のある新たな経済対策の再検討が望まれる。 「生活・環境・未来のための緊急経済対策」と銘打たれた民主党の経済対策案は、「2年間で21兆円」と複数年度にまたがる大規模な景気刺激策となっ
民主党の鳩山代表の選出を受けて、朝日新聞社が16、17の両日実施した全国緊急世論調査(電話)によると、「いま投票するとしたら」として聞いた衆院比例区の投票先は、民主が38%で前回調査(4月18、19日)の32%から伸ばした。自民は25%と前回27%からやや減らし、民主の優勢が強まった。 投票先として民主を挙げる回答は、西松建設の政治献金問題で小沢前代表の秘書が逮捕された後、じわじわと減ってきたが、そのかなりの部分を回復した。 政党支持率でも民主が26%(前回21%)と増え、自民の25%(同25%)と並んだ。望ましい政権の形は「民主中心」45%(同41%)、「自民中心」28%(同29%)で、「民主中心」が差をさらに広げた。 どちらが首相にふさわしいかでは、麻生首相29%に対し、鳩山代表が40%でリードした。小沢氏の辞任前の前回は麻生氏37%、小沢氏23%で、麻生氏が優位だったのが入れ替
16日午前9時ごろ、横浜市港北区新羽町の鈴木馨祐衆院議員(自民)の事務所が荒らされているのを出勤してきた職員の男性が見つけた。通報で駆けつけた港北署員が調べたところ、現金約130万円入りの手提げ金庫がなくなっていた。港北署は窃盗事件として調べている。 同署の調べによると、事務所裏口がバールのようなものでこじ開けられた跡があった。鈴木議員によると、前日午後9時に職員が施錠後、この日午前9時に出勤するまで無人だったという。 鈴木議員は産経新聞の取材に対し「選挙資金を盗まれ痛手だ。これからは少ない資金で、よりカネのかからない選挙をやっていくしかない。街の安全対策などもしっかりと取り組んでいきたい」と話した。 鈴木議員は平成17年の衆院選で比例代表南関東ブロックから初当選。次期衆院選でも自民党が神奈川7区からの擁立を決めている。
17日に決まった民主党の「鳩山新体制」は、選挙実務に関し、代表代行となる小沢一郎前代表と、幹事長となる岡田克也副代表との役割分担を巡り、調整が手間取った。 本来、選挙実務を仕切るのは幹事長の役目だ。党内には、「岡田幹事長」だと小沢氏との摩擦が起きるとして、菅代表代行を幹事長にし、岡田氏を代表代行とする案も取りざたされた。 だが、「国民に人気のある岡田氏を新執行部の要となる幹事長にしないと、世論の離反を招く。岡田氏支持の議員も納得しない」(鳩山氏周辺)と判断した。 新執行部は17日夜、党本部でそろって記者会見に臨んだ。 鳩山氏は小沢氏の処遇に関し「民主党を国政選挙に強い体質に導いてくれた」と語り、岡田氏については「熱烈に支持する全国の方、議員もたくさんいる。選挙は小沢氏にお願いすることは、岡田氏にも了解をいただいた」と説明した。 小沢氏は「政権交代に向けて今まで以上に一生懸命頑張りたい」と決
毎日新聞が16、17日に緊急実施した全国世論調査結果は、小沢一郎前代表辞任後の代表選を終えたばかりの民主党を安堵(あんど)させた。代表選前の前回調査(12、13日)で鳩山由紀夫新代表への世論の支持が低かった影響や「小沢かいらい」批判が新体制の船出に水を差すことを懸念していたからだ。民主党は「小沢辞任」効果で党勢回復の足がかりを得る一方、鳩山新代表の就任に歓迎ムードもあった与党側には衝撃が走った。【田中成之、高山祐】 ◇「想像を超えた」好結果…民主党内 「挙党一致体制で行けば政権交代できるという確信を得た」 民主党代表選で鳩山氏を支持した輿石東参院議員会長はこう語った。党内から「想像を超えた」(若手議員)との声も漏れた好結果。他の野党幹部は「ご祝儀相場とは言え、これほど(民主党への期待が)高まるとは思わなかった」と驚きを隠さなかった。 次期衆院選で民主党の勝利を期待する回答が50%を超えたの
16日の民主党代表選で鳩山由紀夫氏が選出されたのを受け、毎日新聞は16、17日、緊急の全国世論調査を実施した。麻生太郎首相と鳩山氏のどちらが首相にふさわしいかを聞いたところ、鳩山氏との回答が34%で、麻生首相の21%を上回った。次の衆院選で勝ってほしい政党の質問では民主党が56%で、代表選前の12、13日に行った前回調査比11ポイント増となり、自民党の29%の2倍近くに達した。民主党は小沢一郎前代表の公設秘書逮捕で傷ついた党のイメージを小沢氏の辞任と代表選の実施によって回復させたといえそうだ。 4月に麻生首相と小沢氏についてどちらが首相にふさわしいかを聞いたときは、首相が21%で小沢氏は12%だった。秘書逮捕前の2月調査では小沢氏が25%で首相の8%を上回っていたが、今回の鳩山氏の34%はこのときの小沢氏を超えた。ただ「どちらもふさわしくない」との回答が42%で最も多かった。 衆院選で
民主党の鳩山由紀夫新代表は17日夜、党本部で記者会見し、新執行部の人事を発表した。代表選で争った岡田克也副代表を幹事長に起用するとともに、小沢一郎前代表を筆頭代表代行に充て、選挙対策に当たらせる。18日にも両院議員総会を開き、了承を求める考えだ。挙党態勢を構築し、西松建設の違法献金事件で打撃を受けた党勢の挽回(ばんかい)を目指すとみられるが、小沢氏の処遇が世論に受け入れられるかは流動的だ。 鳩山氏は17日午前、NHKと民放テレビ番組に相次いで出演し、岡田、小沢両氏の処遇について「両方の支持者が協力しようという態勢でないと挙党態勢ができない」と述べ、党内結束を最優先にして判断する考えを示していた。小沢氏が握っていた党の政治資金に関する権限に関しては「自分がコントロールできなければ代表失格だ」と強調した。 17日午後には、党本部で輿石東(こしいし・あずま)参院議員会長らと意見交換を行った。輿石
政治は「不条理」な世界だ。まっすぐ進もうと思っても、時には妥協や迂回を余儀なくされる。それでも常に正面から突き抜ける気概を持ち続けたい。少なくとも「気分はいつも直滑降」でいこう! 2009年5月17日 昨日の民主党代表選挙で岡田克也氏が予想外の(予想内の?)健闘を見せた。 当初は圧勝が伝えられた鳩山氏に39票差まで迫ったのだ。 これは民主党にとって「悪い展開」ではない。 仮に鳩山氏が(世論では鳩山氏をリードする岡田氏に)大差で勝っていたら、民主党議員は「国民の気持ちがわかっていない!」と言われるからだ。 自分は当初から回りにこう言っていた。 「民主党にとって現時点でのベストシナリオは、あまり差がつかない形で鳩山氏が代表に選ばれることだ。鳩山代表、岡田幹事長、小沢選対本部長という挙党態勢のフォーメーションが構築しやすくなる!!」 自民党が「鳩山代表」より「岡田代表」を警戒していたことは
民主党代表選で鳩山由紀夫幹事長の推薦人名簿(25人)は次の通り。(敬称略) 赤松広隆、石関貴史、太田和美、北神圭朗、楠田大蔵、小平忠正、小宮山泰子、筒井信隆、仲野博子、原口一博、福田昭夫、松原仁、山口壮(以上衆院) 犬塚直史、植松恵美子、大久保潔重、加藤敏幸、川崎稔、行田邦子、小林正夫、谷岡郁子、広中和歌子、藤田幸久、牧山弘恵、水岡俊一(以上参院)
情報通信政策フォーラムのホームページが新装開店し、昨年の周波数オークションのシンポジウムの映像(YouTube)が公開された。ソフトバンクモバイルの松本徹三副社長と民主党の鈴木寛参院議員が、電波政策についてコメントしている。 民主党の鳩山新代表への世間の期待はあまり高くないようだが、何はともあれ一度は政権交代したほうがいいと思う。民主党の議員はみんな勉強熱心だが、鳩山氏に典型的にみられるように「お坊ちゃま」的な感じが抜けない。やはり政権について霞ヶ関のワル(これはほめ言葉)とわたり合ってみないと、政党としての実力はつかない。 電波政策は、民主党と自民党の違いが明確な数少ない分野だ。鈴木氏もいっていたように、電波は自民党に私物化され、彼らの集票基盤の一部になっているので、テレビ局の既得権にメスを入れることは、民主党の選挙戦略としても意味があろう。特にUHF帯のホワイトスペースは、鈴木氏も
■菅の“懸念” 「鳩山さん(新代表の鳩山由紀夫)も言っていたように、終わったらノーサイドだよ」 16日午後、民主党代表選終了後の都内のホテル。代表代行、菅直人は周囲にこう語り、ほっとしたように笑顔を見せた。 菅は平成8年の民主党結党時には鳩山とともに2人代表制の一翼を担い、その後も無投票となった場合を除きすべての党代表選に出馬してきた。今回は形勢に利がなく「動けなかった」(側近議員)が、党の今後は当然、気にしていた。 前代表、小沢一郎が辞任表明した翌日の12日夜。都内のホテルの会議室に集まった菅グループの議員らを前に、菅は本音を語った。 「(小沢、鳩山、菅の3人による集団指導体制の)トロイカ体制では、小沢が暴走しないように僕が泥をかぶる役目だったが…」
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