民主党代表選に立候補した小沢一郎前幹事長は三日午前、テレビ朝日番組で、自らの資金管理団体の政治資金規正法違反事件に関連し、検察審査会の在り方に疑問を呈した。 小沢氏は、検察審査会について「強制力を持った捜査当局が不起訴と言ったことについて、いわば素人が良い、悪いと言う今の仕組みが果たしていいのか、という議論は出てくる」と指摘した。 検察審査会が二回目の起訴相当の議決をした場合の対応では「何もやましいことはない。堂々と受け、自分の潔白を主張したい」と表明。首相に就任した場合、国務大臣は首相の同意がなければ訴追されないとする憲法七五条の規定を適用せず、起訴に同意することを明言した。 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題では、在沖縄駐留米軍に関し「海兵隊の実戦部隊はいらないと思う。米国の戦略も軍事技術の発達によって、前線に大兵力を置く必要はないという判断だ」と、将来的にはグアムに移転する