印刷 JR九州の唐池恒二社長は16日の定例会見で、九州新幹線の博多―新大牟田間について、料金の値下げを検討していることを明らかにした。同区間の利用客が低迷しているためで、秋には値下げ幅などを決め、年内にも実施するという。 4〜6月の各駅の利用客数は、福岡、佐賀両県の新鳥栖、久留米、筑後船小屋、新大牟田の各駅で、JRの予想を大きく下回っている。唐池社長は会見で「料金に割高感がある。どれくらいが適正な料金なのか検討している」と述べ、特急料金を下げて利用増につなげたい考えを示した。 新幹線の博多―久留米は約20分で片道自由席1550円に対し、在来線快速の博多―久留米は約40分で720円。新幹線の博多―新大牟田は約35分で2930円に対し、快速の博多―大牟田は約70分で1250円となっている。 関連記事九州新幹線、在来駅手応え 新駅は苦戦 全線開通3カ月(6/12)