仙台市民の審判を待たずに「主役」が舞台から降りた。梅原克彦市長(55)は経済産業省のエリート官僚から転身し、2005年の市長選で初当選。「市民満足度日本一」を打ち出したが、独特の思想信条に基づく発言や政治手法をめぐり、市幹部や市議会とのあつれきが絶えなかった。「梅原流」の4年間を振り返った。 前回市長選で「地下鉄東西線の加速的推進」を掲げ、新人6人の争いを大差で制した梅原市長。選挙戦では藤井黎前市長の後継指名に加え、自民党県連と公明党県本部、市議60人のうち44人が支援に回った。市政運営の足場は盤石に見えた。 梅原市政に対する不満は就任早々からわき出る。藤井市政の継承をうたいながら、都市づくりや市民協働政策など次々と路線を転換。常に「独善的」「トップダウン」の反発がつきまとった。 梅原市長は自らの信条を示す言葉として、「ぶれない姿勢」を好んで使った。だが、エル・パーク仙台の廃止問題、
つじ立ちし、通勤途中の市民に声をかける梅原市長。市民の反応は乏しかった=6月30日午前8時ごろ、仙台市青葉区一番町4丁目 任期満了に伴う仙台市長選(12日告示、26日投票)で、現職の梅原克彦氏(55)が1日、立候補断念を表明した。告示まで残り11日と迫る中で、なぜ立候補を取りやめたのか。現職不在で構図が激変した選挙戦の行方は―。急転した前哨戦の裏側を追った。(仙台市長選取材班) <淡々と表明> 説明は5分足らずで終わった。 「市長として一番大切な市民との信頼関係が、考えていた以上に大きく損なわれていた」 1日午前10時半、仙台市青葉区の後援会事務所。梅原克彦は用意した紙に視線を落とし、淡々と読み上げた。記者の質問には一切答えない。足早に会場を後にし、車に乗り込んだ。 6月13日には丸刈り姿で「人生再チャレンジ」を掲げて、出馬の決意を語った。唐突な翻意は、支援団体「活力仙台」にとって
任期満了に伴う岩手県宮古市長選は28日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人の元市教育委員長山本正徳氏(53)が、いずれも無所属新人で元市議の坂下正明氏(57)=民主、社民推薦=、元海上保安庁職員の八木常雄氏(66)を破り、初当選した。 山本氏は産業と教育の振興、小学生までの医療費無料化を訴えた。自民、公明各支部の支援と支持を得て、各層から幅広く集票した。 投票率は67・23%で、前回を9・13ポイント下回った。当日の有権者は4万7296人。 <山本正徳(やまもと・まさのり)>53無新 開業医(歯科医、市教育委員長)宮古市、岩手医大=《自》《公》 2009年06月28日日曜日 岩手 宮古市長選 山本氏が初当選(6/28 21:36) プロの技で神社を修復 奥州・建設業協会有志(6/28 06:10) 殺人未遂容疑で男逮捕 妻死亡、容疑切り替え 遠野署(6/27 14:1
民主党の鳩山由紀夫代表は21日、河北新報社のインタビューに答え、コメの生産調整(減反)について、民主党中心の政権が誕生すれば廃止を含めて抜本的に見直す考えを明らかにした。一問一答は次の通り。 ―衆院解散・総選挙の見通しは。 「東京都議選(7月12日投票)後は麻生太郎首相の手で解散できないとの見方があるが、都議選で決定的な(得票の)開きが出るかどうか。それだけが判断基準にはならない。いずれ麻生首相が早く解散すべきだ」 ―東北の情勢は。 「いい戦いをしている。25選挙区で過半数を占めなくてはならない。比例東北(定数14)は選挙区候補を全員(同順位で)並べるが、さらに数人の擁立も考える」 ―小沢一郎代表代行は岩手4区で立候補か。 「選挙担当として最後に自身の対応を明らかにするのだろう。ただ、代表が国替えするインパクトを考えての行動。代表代行となり、必須要件ではなくなったと思う」 ―
衆院の解散・総選挙が迫る中、「ミスター自民党」の異名を持つ土田正剛東根市長(65)が、山形2区に立候補する民主党県連会長の近藤洋介氏(44)の支援を打ち出し、波紋を広げている。土田市長は「人物本位」を強調するが、ほかの選挙区を含め「影響は計り知れない」(自民党県連関係者)とされる。県連幹部は「苦しい状況をどう乗り切るか。底力が問われる」と苦渋の表情で語った。(山形総局・今里直樹) <地元発展第一に> 土田市長は現在党籍を離れているが、自民党にとって、その実績と貢献度は大きい。 県議を4期務め、この間、県連幹事長を務めた。1993年の山形県知事選では自民党の全面支援を受けて立候補した。落選後の98年、東根市長に就いた。一昨年の参院選と昨年の衆院山形2区の各候補者選考では、自民党から立候補を打診されている。1月の知事選では、自民党が全面支援した当時の現職を支えた。 近藤氏支援について土田
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