民主党の鳩山由紀夫代表は27日、札幌市で開かれた会合であいさつし、5月末に成立した平成21年度補正予算に盛り込まれた施策について「私どもが政権をとったら、すでにスタートしたものをやめるのは難しいが、無駄なものは凍結する。端的な例がアニメの殿堂(仮称、国立メディア芸術総合センター)計画ではなく、母子加算の復活に全力をあげることだ」と述べた。 また、鳩山氏は解散・総選挙について「8月2日選挙の可能性も高くなってきた。麻生太郎首相に解散を自分の手でやってくださいと申し上げたい」と強調。同市内で開いた記者会見では「自らが掲げてきた政策の評価の場が選挙だ。その前に人事を動かすのはまっとうな人がやることではない」と内閣改造論や自民党党役員人事刷新論を牽制(けんせい)した。