3月25日、ロシア・モスクワ郊外の大統領公邸で、銃乱射テロへの対策会議に出席したプーチン大統領(AP=共同) ロイター通信は1日、複数の情報筋の話として、ロシアの首都モスクワ郊外のコンサートホールで起きた銃乱射テロの数日前に、イランがロシアに対して、ロシア国内で大規模なテロ攻撃の可能性があることを伝えていたと報じた。イラン南東部ケルマンで今年1月に約90人が死亡した自爆テロ関連で逮捕した容疑者から得た情報だという。 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)はロシアとイランのテロ両方で犯行声明を出している。ロイターによると、イランで逮捕された容疑者は、何人かがロシアに既に渡航したと供述した。ただ、イランがロシアに提供した情報は、時期や正確な標的に関する詳細が欠けていたという。