公明党は29日、今夏に行われる参院選埼玉選挙区(改選数3)で、現職の西田実仁(まこと)参院議員(47)を擁立する方針を固めた。同選挙区では、候補擁立を見送る方針だった。西田氏のくら替え出馬が予定されていた比例代表には、長沢広明元衆院議員(51)を充てる。2月4日の党中央幹事会で正式決定する。 同党は、昨年の衆院選では選挙区で全敗したため、参院選選挙区での候補擁立に慎重だった。だが、民主党が鳩山由紀夫首相や小沢一郎幹事長の「政治とカネ」問題で支持率を下げていることを踏まえ、28日の党中央幹事会で現有11議席の確保を目指すことを決定。同時に埼玉選挙区で擁立する方針を確認していた。
公明党は20日までに、来年の参院選で、埼玉選挙区選出の現職、西田実仁参院議員を比例代表にくら替えさせる方針を固めた。衆院選大敗を受けた選挙戦略の一環だが、公明党が現職の擁立を取り下げるのは極めて異例。8月の衆院選で落選した太田昭宏全国代表者会議議長(前代表)の参院への転身も検討されているが、衆院選の責任論などから最終調整に手間取っている。 来年改選を迎える公明党の選挙区選出の参院議員は平成16年の参院選に当選した東京、埼玉、大阪の現職3人。なかでも埼玉の情勢は厳しく、19年の参院選で現職が落選。衆院選でも埼玉県を地盤とする北関東ブロック候補が連続して2回落選し、「これ以上深手を負うリスクは避けたい」(党幹部)との判断に傾いたようだ。 選挙区での候補擁立見送りは、19年の参院選で現職が落選した神奈川、愛知でも浮上、支持母体の創価学会からも「戦いを続けるのは妥当か」(地方幹部)などの声が上がっ
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