公明党の井上義久幹事長は28日の党中央幹事会で、夏の参院選について「(改選の)現有11議席の死守を目標に埼玉選挙区においても挑戦する検討に入る」と語り、3人区の埼玉選挙区で候補者を擁立する考えを示した。2月4日までに候補者を決定する。 公明党は6年前の参院選で埼玉で議席を獲得したが、3年前は敗北。昨年の政権交代後、参院選で比例区重視の姿勢を鮮明にし、選挙区は埼玉から撤退し、5人区の東京と3人区の大阪に絞る方針を決めた。しかし、政治とカネの問題で民主党の支持率が急落し、埼玉でも議席を獲得できる可能性が高まったとみて方針を転換した。