ヤマト運輸の集配センター。19日から宅配サービスの縮小が始まった(19日午前10時51分、東京都中央区で)=武石将弘撮影 宅配最大手のヤマト運輸は19日、荷物を利用者が受けとる時間を指定できる「時間帯指定配達」について、「正午~午後2時」を廃止する新たな区分での受け付けを始めた。 社会問題化しているドライバーらの長時間労働の改善を狙いに、1998年に業界で先駆けとなった同サービスの縮小に初めて踏み切った。影響はインターネット通販会社にも広がっている。 時間帯指定は六つの区分があったが五つの区分へと縮小する。「正午~午後2時」の枠は、ドライバーが昼の休憩を取りやすくするためにやめる。「午後8時~同9時」の枠については「午後7時~同9時」へと広げ、荷物が集中する夜間の負担を軽減する。 ドライバーの長時間労働の背景には、ネット通販市場の拡大で荷物の量が飛躍的に増えたことがある。
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