7月15日と16日、大阪と九州で連日、高校無償化裁判の口頭弁論が行われた。二つの裁判を取材したので報告したい。 大阪での無償化裁判の口頭弁論は第12回目となる。7月15日、大阪地方裁判所には多くの保護者や日本人支援者が集まった。特筆すべきは大阪福島朝鮮初級学校の6年生児童、9人が傍聴に駆けつけたことだ。 裁判では、弁護団の三好吉安弁護士が意見陳述を行った。原告の朝鮮学園側は新たに、藤永壮大阪産業大学教授、田中宏一橋大学名誉教授、伊地知紀子大阪市立大学教授の3名の鑑定意見を提出しており、意見陳述ではその3つの鑑定意見書の内容が語られた。 藤永壮教授の鑑定意見書は、「在日朝鮮人の民族教育に対する日本の政策(1920年代~1960年代前半)に関する意見書」と題されている。その中で次の部分がのべられた。 「下村大臣は、朝鮮学校が『第1条校化すれば済む話』、すなわち朝鮮学校が1条校になれば高校『無償
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