先月末からウイグルで大きな民族間の衝突が続いている。 中国メディアによると、26日、新彊ウイグル自治区で武装グループが地元の警察などを襲撃し35人が死亡。また28日には100人以上の「暴徒」がナイフなどを持って警察施設を襲撃しようとして警官隊と衝突したという。その後も衝突が続いているようだ。 ちょうど、亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル総裁が来日した直後のことだった。「ウイグルの母」と呼ばれる彼女の講演のチケットをいただいていたこともあり、ぜひ聞きたいと思っていたのだが、急に抜けられない仕事が入って残念ながら参加できなかった。 (写真はダライラマ法王とラビア・カーディル氏) ラビア・カーディル氏は事件直前の20日、東京都内で記者会見し、習近平国家主席の就任後、「中国政府の民族政策は以前より厳しくなった」と批判していた。 《記者会見でカーディル氏は、警察や特殊部隊が多