時代で変化 一貫せぬ主張「1960年代中頃の地方議員数は約1200人、議席占有率は1・5%程度だった。現在は2527人、占有率は7・8%。たゆまぬ奮闘で草の根での力を持ちこたえてきた意義は大きい」。9月17日、東京・渋谷の共産党本部。委員長の志位和夫は党創立100周年記念講演で、地方議員が党を支えてきたと強調し、来春の統一地方選での奮闘を呼びかけた。 ただ、実態は志位の力強い言葉通りとはいえない。占有率は平成27年の8・42%を境に減少傾向が続いている。書記局長の小池晃は議席を減らした7月の参院選直後、「党の主体的な取り組みの弱さが最大の原因だ。地力の後退もある」と苦境を素直に認めた。