売春と人権の関係は単純ではない。下の記事にある国際人権団体アムネスティの新方針をめぐる論議がそのことを示している。 現在、ソープランドで何が行われているか、誰でも知っている。一般の会社員、学生のみならず共産党員も憲法学者も利用している。政府も世間も黙認している。諸外国においても、営業形態こそ違え、内実は変わらない。 かつての日本軍の慰安所利用は「女性に対する重大な人権侵害であり、現在の価値観からすれば許されない」といった綺麗ごとの建前論は、先人がもし生き返ったなら、「お前らよく言うな」と逆に「現在の価値観」の偽善が咎められよう。 慰安所は当時も今も各国にある売春施設の一つであった、というファクトだけを怪しげな「現在の価値観」など交えずに淡々と提示するのが、先人の名誉を傷つけず、また反日勢力に足をすくわれない正道であろう。 なお、下記、国基研「今週の直言」参照。 【第301回・特別版】慰安婦
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