加速器誘致の決断を 総合電機メーカー「テコット」の会長に就任した島耕作が日本の国益のために邁進(まいしん)していることは、もちろん、ご存じでしょう。 会長・島耕作が今、「国際リニアコライダー(ILC)」の日本誘致に深い関心を寄せていることも、政界一の漫画通が知らないはずはない。 なにしろ、2008年には週刊朝日(6月13日号)の誌上で、社長・島耕作と首相候補・麻生太郎は対談しているのですから。タイトルは「元気出せ!ニッポン」でしたね。 その後、直接会う機会はなくても「週刊モーニング」(講談社)の誌面を通して交流は続いているでしょう。 そうであれば、ILC誘致の重要性は十分に認識しているはずです。「その件については、文部科学省をはじめ関係省庁が協議して」などと型どおりの答弁をしてはいけない。 政府の判断の要の位置にいるのは、副総理であり財務相である麻生太郎さん、あなたなのですから。 政治判断