ジブチで活動する陸上自衛隊部隊が、有志連合軍の墜落ヘリ捜索救助に出動。そこへ命を狙われている女性が駆け込み、襲いかかる武装勢力と「殺し、殺される」事態に▼こんなストーリーの小説『土漠(どばく)の花』(幻冬舎)が話題です。先日発表された「2015年本屋大賞」でも5位になりました▼初版は安倍政権が集団的自衛権行使容認などを盛り込んだ「閣議決定」を強行した昨年7月の約2カ月後。その後も注目が続くのは、安倍政権のもとで、海外での自衛隊の戦闘が現実味を帯びてきたからかもしれません▼「戦争立法」を先取りするかのように、自衛隊の訓練は強化されています。昨年1~2月には、陸自は米本土で米軍から砂漠での戦車戦の指導を受けていました。本紙日曜版(12日号)が伝えました。巨大な砂漠は日本にありません。一体何のための訓練だったのか▼「残忍性」。陸自幹部が冷戦後の自衛隊に必要な資質をこう表現したことがあります(『陸
![きょうの潮流 2015年4月17日(金)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8510216a130e7d5e9d1c2a4860958f4849328594/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.jcp.or.jp%2Fakahata%2Fweb_img%2Fakahata-kakusan.jpg)