大阪府警では8月だけで4件も不祥事が相次いだ。しかも、内容は泥酔した未成年に乱暴したり、捜査書類を安易に改竄(かいざん)したりするなど、警察官の資質を疑う犯罪や規律が緩んでいると思われる事案ばかり。全国的にも警察官らの懲戒処分は増えており、組織挙げての対応が求められている。■幹部は「こんな指導せなあかんのか…」 府警によると、大阪府貝塚市の海水浴場で泥酔した少女に乱暴したとして準強姦容疑で巡査長が逮捕された事件では、府警に計約650件もの抗議が寄せられた。「何しとるんや」「早く処分を」など、厳しく非難したり、厳正な処分を求めたりする声が多かったという。 今月27日にも、高校2年の女子(16)とみだらな行為をしたとして巡査が逮捕され、29日の臨時副署長会議の開催となった。 事件では、大阪府の松井一郎知事も「公私にわたる心構えを徹底していると聞いていたが、できていなかった。信頼が非常に低下して