自民党大阪府議団の政調会長をしていた平成19年12月ごろ、財政赤字を増やした(橋下徹氏の前任の)太田房江府政の検証結果をまとめたときに、(現大阪府市特別顧問の)堺屋太一さんが「橋下という人材がいるよ」と連れてきた。 彼は、テレビで「(出馬は)2万パーセントない」と言い切っていた。でも、府の財政状況を説明すると「納税者として許せない。自分の7人の子供も含め、次世代の人たちが食べていけない」と。弁護士でありテレビで活躍していた人が、大阪を何とかしたいとの思いで、10分の1の報酬になる道を選んだわけだ。 自民党は彼を支援したのに、ベテランは彼をタレント扱いしかしない。歳出削減策には、支援団体の代弁者のように言うて邪魔する。ベテランが議会を仕切るのでは府政改革はできないと、僕も不満だった。 そして府庁舎移転問題だ。橋下が掲げたWTC(大阪ワールドトレードセンタービルディング)への移転案に、僕らは賛