試合後、会見に臨む北朝鮮代表のキム・グァンミン監督=8日、千葉市美浜区のフクダ電子アリーナ(大橋純人撮影) 日本と北朝鮮、中国、韓国の4カ国が出場するサッカー東アジアE-1選手権で、東アジアサッカー連盟が北朝鮮代表に大会賞金を支払わない方針を表明したことに対し、北朝鮮女子のキム・グァンミン監督は8日の中国戦後の会見で、「金のために(試合を)やっているわけではないが、共和国を制裁するのは良くないと考えている」と批判した。 東アジア・サッカー連盟会長を務める日本サッカー協会の田嶋幸三会長が7日、「国際情勢、国連決議を踏まえて(賞金を)支払うことはできないと決めている」と話していた。 北朝鮮はこの日、千葉・フクダ電子アリーナで行われた大会初戦で、中国に2-0で勝利。キム監督は「結果を金正恩朝鮮労働党委員長にどう報告するか」との質問に対しては、「試合以外の話はしない」と述べるにとどめた。