サッチャー氏死去に冷ややか=残るフォークランドの恨み−アルゼンチン サッチャー氏死去に冷ややか=残るフォークランドの恨み−アルゼンチン 【サンパウロ時事】サッチャー元英首相の死去について、南大西洋の英領フォークランド(アルゼンチン名・マルビナス)諸島の領有権をめぐる軍事紛争で約650人の死者を出したアルゼンチン国民は冷ややかに受け止めている。 1982年のフォークランド紛争で、アルゼンチンは英国側の倍近い犠牲者を出した末に敗北した。両国の対立は根深く、政府は8日、公式声明を出さず、フェルナンデス大統領も、複数回ツイッターを更新したのにサッチャー氏への言及はなかった。 AFP通信によると、アルゼンチン退役軍人のグルスコマグノさん(71)は、武力行使を指示したサッチャー氏は、支持率上昇に紛争を利用しただけだとして、「厄介な女性の死に神に祝福を」と憎悪を隠さない。 退役軍人センター幹部のベ