<徳島・岡氏「甘えがあった」> 実母が生活保護を受けていることを知りながら、支援しなかったことを理由に、徳島市の岡孝治市議(56)が28日、市議を辞職した。岡氏は「甘えがあった。道義的にけじめをつけなければならない」と語った。 岡氏によると、実母は少なくとも4、5年前から今春まで、市から家賃相当分2、3万円と医療費分の生活保護を受けていた。受給総額は分からないという。 一方、岡氏は実母とは疎遠だったが、生活保護を受けていたことは知っていた。また、岡氏は親族が経営していた会社が倒産して多額の借金を抱え、1994年12月からは、税金を除く議員報酬の全額を債権譲渡していた。2003年には自己破産していたが、「今思えば月2、3万円なら支援できた。当時は考えが及ばなかった」とした。 岡氏は1991年に市議に初当選し、現在6期目。2006年から1年間、議長を務めた。この日、岡氏からの辞職願を許可した宮