鹿児島県阿久根市の議会解散の直接請求(リコール)を目指すリコール実行委員会の署名活動をめぐり、同市選挙管理委員会の男性職員が、誤った署名者の資格要件を同実行委側に説明していたことが17日、わかった。 この職員は竹原信一市長(51)解職の是非を問う住民投票の案内書でも投票資格を誤記しており、同実行委は同選管に対し「度重なる不正な事務」との抗議文を提出した。 同選管などによると、男性職員は10月下旬、署名活動を始める同実行委の代表者らに対し、署名者の要件ついて「(平成22年)9月1日以前から市内在住の者」とすべきところを「6月1日以前から市内在住の者」と説明していた。 指摘を受けた同選管は今月16日、誤りを同実行委に連絡したが、署名期間(25日までの1カ月間)はこの時点で20日以上が経過。6〜8月に同市に転入した有権者の中には「資格がない」と署名しなかった者もいたという。 この男性職員は、竹原