名古屋市の貿易会社の社長ら5人が、輸出が禁じられている北朝鮮にタイルなどを不正に輸出したとして4日、外国為替法違反などの疑いで警察に逮捕されました。 5人のうち、貿易会社の社長ら3人は容疑を否認しているということです。 逮捕されたのは、名古屋市北区の貿易会社「ケージェイ」の社長で朝鮮籍のソン・グァンスン容疑者(62)と、岐阜県多治見市の貿易会社「ミズノタイルシステム」の社長水野裕久容疑者(53)、多治見市のタイル製造販売会社「大勝」の会長、小澤勝容疑者(68)、それに「ケージェイ」の社員の男女2人の合わせて5人です。 警察によりますと、ソン社長ら5人は、平成21年とおととしの2回にわたり、核実験による制裁措置ですべての物品の輸出が禁じられている北朝鮮に対し、タイルや陶磁器のコップなど合わせて610万円分を不正に輸出したとして、外国為替法違反などの疑いが持たれています。 これらのタイルなどは